ポスターを見た瞬間に一目惚れ。
「これはおもしろそうだ!」
そう確信して、期待値はとても高かったのですが…
ストーリー
自由の身と引き換えにFBIの情報屋になったピート(ジョエル・キナマン)。
ピートは潜入先のマフィアの麻薬取引現場にFBI捜査官を導くことで、麻薬組織を壊滅させる手助けをしていた。
しかしあと一歩のところでトラブルが発生し、取引相手を殺してしまったことで作戦は中止。
しかも取引相手が潜入捜査をしていた警官であったことから事態は複雑になる。
マフィアのボスは刑務所内で麻薬取引を仕切る役をピートに指示。
それを利用したいFBIの意図もあり、ピートは再び刑務所で服役することになった。
これで最後にするため、仕事に取り組んでいたピートだったが事態が急変する。
一転してマフィアやFBI、警察に追われる立場になったピート。
絶体絶命のピンチから逃れるため、最後の大勝負に出る。
期待値は高かったけれど…
FBIに裏切られた男が利用した「三秒間の死角」とは?
そんな謳い文句に釣られて見た映画です。
映画館でポスターを見た瞬間に、気になる映画リストに入れました。
最後にあっと言わせてくれそうな映画が好きなので。
往々にしてこのタイプの映画は期待値が高くなりがちで、当たり外れも大きいです。
私は映画に対して厳しい目を持ち合わせていないので、ハズレと思う映画は少ないです。
しかしこの映画は期待したほどではなかったです。
自分の中で想像していた展開と大きく違ったのが原因なのでしょう。
三秒間の死角
どのタイミングで「三秒間の死角」が出てくるのか。
私はわりと早い段階で「三秒間の死角」を利用したトリックが出てくるものと想像していました。
そしてそこから最後に向けて、徐々に謎が明らかになっていくと。
しかし実際には後半に出てきました。
それは個人の勝手な期待なのでまだしも、謳い文句として推されていた「三秒間の死角」がちょっとわかりにくかったです。
INFORMER
「inform」という単語には「知らせる」や「通知する」という意味があります。
ここに動作や結果、状態を表す語尾である「ation」を付けると「information」となり、よく知っている「情報」という意味になります。
では「informer」の意味は何でしょうか。
語尾に「er」が付くと「人」を表すことがあります。
たとえば「teach(教える)」が「teacher(教える人=先生)」になったり、「drive(運転する)」が「driver(運転する人=運転手)」になったりします。
同様に考えると「informer」は「知らせる人」です。
それが転じて「密告者」や「スパイ」という意味になるようです。
そういう意味では、この映画のタイトルはそのままの意味を表していますね。
まとめ
期待値が高かっただけに、少し残念な結果に終わってしまいました。
悪くはないけれど、もうひと捻り欲しかったです。
皆さんの評価はいかに?
2019年11月29日公開