シリーズ6作目。
1作目の20年前が描かれています。
なぜバンブルビーが地球にやってきたのかがわかります。
ストーリー
惑星サイバトロンで起きたオートボットとディセプティコンの戦い。
劣勢に陥ったオートボット勢は体制を立て直すために、それぞれ別の星へ向けて脱出した。
後にバンブルビーと名付けられるB-127は地球へ。
しかし追ってきたディセプティコンと戦うことになり、何とか倒したものの機能が停止してしまう。
後日、父親を亡くした悲しみから立ち直れずにいる少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は、18歳の誕生日に廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つける。
誕生日プレゼントとしてもらったその車を自宅に持ち帰り、手入れをしていると突然、その車が人型の生命体へと変形。
驚くチャーリーを前に逃げ惑う生命体は、記憶と声を失って何かに怯えていた。
チャーリーは生命体を「バンブルビー」と名づけて匿うことにするが、オートボットの殲滅を狙うディセプティコンの追手がすぐそこまで迫っていた…
前日譚?
人気シリーズ『トランスフォーマー』の主役の一角、バンブルビーをフィーチャーした作品です。
バンブルビーが地球にやってきた経緯から始まります。
そうやって見るとシリーズの前日譚のように思えます。
しかし必ずしもそのような位置づけでもないようで、他のシリーズも含めて『トランスフォーマー』は時系列や関係性が少し複雑です。
およその前日譚と思っておけば良さそうです。
お互いを必要とした運命的な出会い
バンブルビーを拾ったチャーリーは、父親を亡くした悲しみから立ち直れず、家族との関係が微妙な状態。
バンブルビーもまた、ディセプティコンとの戦いで記憶と声を失っており、何にも頼れず怯えるのみ。
そんな2人が出会い、お互いがお互いを必要として、それぞれが立ち直っていく姿が本作品のメインテーマと言えます。
まさに出会うべくして出会った2人です。
もう1人影響を受けた人物
バンブルビーが地球にやってきたことで、ある意味人生を狂わされたのがジョン・シナ演じるバーンズ少佐です。
バンブルビーが地球にやってきたときに一戦交えた挙句、バンブルビーとディセプティコンの戦いに巻き込まれ、多くの仲間を失いました。
その後、セクター7のメンバーとしてトランスフォーマー達を捕まえるべく、執拗なまでにつけ狙います。
バンブルビーとの接触で、その幻影に悩まされてきたとも言えます。
最後にはきっと、幻影から解放されたのだろうと思います。
まとめ
シリーズのスタートとも言えるこちらの作品。
シリーズの中でも評価が高かったようです。
バンブルビーとディセプティコンの戦いもありつつ、どちらかというとチャーリーとバンブルビーの交流に温かいものを感じたのでしょう。
2019年3月22日公開
『トランスフォーマー』シリーズ
1作目『トランスフォーマー』
2作目『トランスフォーマー/リベンジ』
3作目『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
4作目『トランスフォーマー/ロストエイジ』
5作目『トランスフォーマー/最後の騎士王』
7作目『トランスフォーマー/ビースト覚醒』