2002年 公開映画

内戦が続くソマリアで起きた米軍の危機的状況を描いた『ブラックホーク・ダウン』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

内戦が続くソマリア。

介入することを決めた米国。

ブラックホークの墜落が事態を一変させる。

ストーリー

1993年、国内で民族紛争が続くソマリア。

内戦を終結させるために介入することを決めた米国はソマリアに特殊部隊を送り込んだ。

その目的は内戦の最大の元凶であるアイディード将軍の幹部を捕まえること。

作戦は短時間で終わるはずだった。

しかしながら、民兵が放ったRPGがブラックホークに命中し、墜落してしまったことで事態は一変。

敵の真っ只中に墜落した米軍兵士は、このままでは敵の格好の標的になってしまう。

そこで危険は承知の上で、米軍は救出作戦を展開する。

しかし救出は容易ではなく、数で押してくる民兵に後退を余儀なくされ、米軍兵士は次々と命を落としていく。

そんな状況でも1人、また1人と、命をかけて救出に向かう兵士が現れた。

 

リアルな戦場

実際にソマリアで起きたブラックホークの墜落と、そこから始まった米軍とソマリア兵士の衝突を描いた戦争映画です。

このような戦争映画も、フィクションで作られたものと事実を基にしたものだと、見るときの緊張感が違います。

銃弾が飛び交い、敵味方が入り乱れて次々と倒れていくシーンは、本当に起きたことだと考えるとやはり恐ろしく感じます。

特にこの映画は描き方にリアルなところがあって、目を覆いたくなるシーンも多々ありました。

 

立場が変わると見方も変わる?

武器の性能や兵士の能力はきっと米軍のほうが上だったはず。

それでも圧倒的な数でやってくるソマリア兵士の攻撃にやがて力尽き…

そんな不利な状況とわかっていても、窮地に陥っている仲間を救いに行った兵士も描かれていました。

これは米国・米軍側から見た映画で、紛争の終結を大義名分として介入したこと、また仲間を見捨てない米軍の誇りを描いています。

一方でソマリアから見た場合は、その目にどのように映ったのでしょうか。

 

RPG

一口に武器といっても、実在するものから架空のものまでたくさんの種類があります。

その道に詳しい方だと、戦争や特殊部隊をテーマにした映画を見るときに、登場する武器に注目する見方もあることでしょう。

私はまったく詳しくなく、武器名はおろか分類もほとんどわかりません。

そんな私でも「RPG」だけはよく聞くので覚えました。

もちろんロールプレイングゲームの略ではありません。

RPGは人が持って扱うことのできる対戦車用のロケット弾です。

敵から狙われて、主人公たちが「RPG!」と叫んでいるシーンをよく見かけます。

戦車もそうですが、映画の中では飛行機やヘリコプター、船など、大型の乗り物がよく狙われています。

 

まとめ

実際に起きた話を基にしているので臨場感がありました。

描き方もリアルです。

心に留めて視聴してください。

 

2002年3月30日公開