巨大ハリケーンの混乱に乗じて現金を強奪する前代未聞の計画犯罪。
計画を練った火事場泥棒です。
相対するのは気象学者!?
ストーリー
その日、アメリカ西海岸には史上最大規模、カテゴリー5の巨大ハリケーンが迫っていた。
住民たちが避難する中、武装集団が財務省の紙幣処理施設を襲撃する。
それは大災害の混乱に乗じて、6億ドルにもおよぶ現金を強奪しようという前代未聞の犯罪計画だった。
施設のセキュリティを担当するケーシー(マギー・グレイス)は、最強の災害用特殊車両ドミネーターを操る気象学者のウィル(トビー・ケベル)とともに、悪党どもの計画を阻止すべく、猛烈な嵐と銃弾の中、決死の行動に打って出る。
ハリケーンを熟知するウィルの作戦により次々と悪党を退けていたが、遂にケーシーが捉えられてしまう。
ケーシーを救出するために、ウィルは兄とともにハリケーンの目での勝負に出る。
火事場泥棒
強盗と災害を組み合わせた映画です。
まさしく火事場泥棒。
映画ではありそうでなかった組み合わせではないでしょうか。
ハリケーンという自然災害に乗じた計画犯罪は、現実にはそんなに都合よくいかないでしょう。
映画ならではです。
単純明快なベタなストーリー
単純明快でわかりやすく、おもしろい映画でした。
悪者が練りに練った計画を実行して危機に陥る絶体絶命の状況の中、それぞれの持ち味を生かして少しずつ事態を好転させていく主人公たち。
そういうベタなストーリーが大好物です。
セキュリティ担当のマギー・グレイスがカッコよかったです。
あと堕落していたように見えたウィルのお兄さんも、弟であるウィルとのコンビネーションで頼りがいのある一面を見せてくれました。
ある出来事でギクシャクしていた兄弟の関係が再び戻る瞬間は良いものです。
監督は『ワイルド・スピード』のロブ・コーエン。
だからか、何となくカーチェイスがフィーチャーされているような場面もありました。
ハリケーンをテーマにした映画といえば
この『ワイルド・ストーム』と同じく、ハリケーンをテーマにした映画と言えば『ツイスター』が思い出されます。
いつ見たのか定かではありませんが、ハリケーンといえばこの映画という印象だけは強く残っています。
地面に杭を挿して固定するドミネーターのような車両が登場したり、ボールみたいな観測機を飛ばしたり、そんな感じでした。
『イントゥ・ザ・ストーム』という映画もあって、そちらとイメージが混ざっている気もしてます。
『ツイスター』の公開は1996年で、もう20年以上も前の映画です。
きっと映像技術は格段に進歩したことでしょう。
いま見たらどんな感じなのか、もう一度見返したくなりました。
まとめ
単純におもしろい、これぞ「ザ・映画」です。
SWATなどの特殊部隊ではなく、気象学者がその知識を生かして活躍するのも良いです。
兄弟の結束にも注目!
2019年1月4日公開