騙し合いが楽しい『コンフィデンスマンJP』シリーズ。
仕掛けはどこから始まっているのか。
最後にそれが明らかにされたとき、痛快な気分に浸れます。
ストーリー
“英雄”と謳われた詐欺師〈三代目ツチノコ〉が死んだ。
その元で腕を磨いた過去を持つダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)。
当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、3人の真剣勝負がはじまる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島・ヴァレッタ〉。
狙うは、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。
それぞれの方法でオサカナに近づく3人だったが、そこに警視庁の丹波刑事(松重豊)やインターポールのマルセル真梨邑(瀬戸康史)の捜査の手が迫っていた。
さらには宿敵の赤星(江口洋介)まで…
果たして最後に笑うのは誰なのか!?
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる!!
映画シリーズの3作目
映画『コンフィデンスマン JP』の3作目。
実はドラマを見たことがありません。
初めて見たのは映画の『ロマンス編』。
そのどんでん返しっぷりに大いに楽しませてもらってからというもの、続編が出るのを楽しみにしている映画です。
見どころは騙し合いと大掛かりなどんでん返し
見どころはやっぱり騙し合いのバトル。
誰が先手を打っていたのか。
先の、先の、そのまた先の展開まで読んだ上での大掛かりな仕掛けに、胸のすく思いがします。
もちろん、最終的には主人公のダー子、ボクちゃん、リチャードが相手を上回ります。
映画ですからね(笑)
それを踏まえた上で、ではどこから仕掛けが始まっていたのか。
初めて見た『ロマンス編』の終盤になってそれが明らかにされたとき、「なるほど!これはおもしろい!」と思って一気にはまりました。
一癖も二癖もある登場人物たち
個性的なクセのある登場人物たちがまた良いです。
主人公の3人、ダー子、ボクちゃん、リチャードはもちろんのこと、他の登場人物も見逃せません。
3人と行動を共にし、キーパーソンにもなり得る五十嵐(小手伸也)。
リチャードのビジネスパートナーで、これまでの映画シリーズでも存在感を放つ波子(広末涼子)。
今回のオサカナである踊るビーナスを所有しているスペインのマフィア・ジェラール(城田優)と内縁の妻・麗奈(生田絵梨花)。
踊るビーナスを狙う者を捜査しているインターポールのマルセル真梨邑(瀬戸康史)と主人公の3人を捕まえるためにやってきた丹波刑事(松重豊)。
そして以前、ダー子たちに大金を奪われて、復讐に燃えるマフィアのボス・赤星(江口洋介)。
過去にドラマや映画に登場した人物たちが次々と出てきて、どこかで仕掛けに絡んでいるかもしれないと思うと目が離せません。
やはりドラマもチェックしないと…
映画の舞台は地中海に浮かぶマルタ島
マルタ島はイタリアの南に位置します。
いわゆるヨーロッパの昔の街並みといった感じで、景色が良いなと思います。
これまでにドイツとスペインには行ったことがあります。
どちらも素敵な街並みを見ることができました。
マルタ島にもいつか行ってみたいものです。
2022年1月14日公開
『コンフィデンスマンJP』シリーズ
1作目『コンフィデンスマンJP ロマンス編』
2作目『コンフィデンスマンJP プリンセス編』