作りがおもしろい話題作『search/サーチ』の2作目です。
2作目があるとは思っていませんでした。
期待してしまいます。
ストーリー
ロサンゼルスから遠く離れた場所で行方不明になった母を探す、高校生の娘ジューン(ストーム・リード)。
デジタルネイティブ世代のジューンは、検索サイトや代行サービス、SNSなどの使い慣れたサイトやアプリを駆使し、捜索を試みる。
スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録、、、人々の生活がデジタルで記録される時代、母は簡単に見つかると思っていたが…
これは事故なのか事件なのか?
不可解な出来事がSNSで拡散され、国境を越えて大きなトレンドになっていく中、真相に迫ろうともがくジューン。
しかしそこは、“秘密”と“嘘”にまみれた深い闇への入り口に過ぎなかった。
2作目があるとは!
1作目『search/サーチ』を見たときには、設定がユニークでインパクトがあり、とてもおもしろく感じました。
しかし、まさか2作目があるとは思ってもいませんでした。
1作目で斬新なアイディアに驚かされた分、2作目があったとしても印象が薄くなるのは必然だと思っていましたので。
なので2作目が公開されたときには驚きました。
作り方の勝利
すべてがPCやスマホの画面上で進んでいく、その作り方、見せ方だけでこの映画は勝ちでした。
メールやSNS、動画サイトなど、インターネットを介せば画面上だけでもストーリーを展開させられることを知りました。
このアイディアはお見事でした。
二番煎じになってしまうので、同じような映画は作れないでしょう。
見栄えだけではないストーリー
作り方、見せ方だけで勝利と書きましたが、それだけではありません。
前作同様、意外性・サプライズのある展開も緊張感があって見ごたえがありました。
このストーリーがあってこそ、作り方、見せ方がより生かされています。
SNSがきっかけでわかってしまう別人の顔
いまやほとんどの人がSNSを使っている時代。
本名を使わずに楽しんでいる人も多いことでしょう。
仮に普段の様子を投稿していたとしても、少しは背伸びした投稿になっているのではないでしょうか(自分も含め)。
ある意味、自分の別の一面です。
そんな一面も、ちょっとしたきっかけで一気に表に出てきてしまう可能性があるなと、この映画を見ながら思いました。
特にメールが見られるようになると、いろいろなログインに紐づけられてしまって大変そうです。
気をつけなければ。
まとめ
新鮮な作りを見せつけられた1作目ほどのインパクトはさすがになかったです。
でも期待を裏切られることはありませんでした。
内容は、1作目同様におもしろかったです。
2023年4月14日公開
『search/サーチ』シリーズ
1作目『search/サーチ』