最後の無辜ゲームが暴く過去と無辜の意味を問う法廷サスペンス『法廷遊戯』
ロースクール時代の同級生である清義、美鈴、馨。
時を経て再会したとき、3人は弁護士、容疑者、被害者となった。
3人の間で一体何があったのか?
ストーリー
弁護士を目指してロースクールに通うセイギこと久我清義(永瀬廉)と、同じ学校で法律を学ぶ幼なじみの織本美鈴(杉咲花)。
2人の同級生であるロースクールの学生たちの間では「無辜ゲーム」と呼ばれる模擬裁判が行われていた。
ゲームを取り仕切るのは天才・結城馨(北村拓海)。
時は経ち、無事に司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとに、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがくる。
しかし、呼び出された場所へ行くとそこには血の付いたナイフをもった美鈴と、すでに息絶えた馨の姿があった。
この事件をきっかけに、3人をめぐる過去と真実が浮かびあがっていき、事態は二転三転していく。
複雑に絡み合った過去
同じロースクールに通っていた3人の男女が、時を経て、1人は容疑者、1人は被害者、もう1人は弁護士として殺人事件に向き合うことになった。
不可解なことも多く、普通では終わらない、そしてその期待どおりの映画でした。
意外な過去が複雑に絡み合って起きた事件。
ただ1つの殺人事件にとどまらず、広く社会に問題提起するような、そんな内容になっていました。
終盤に畳みかけられる展開が良かったです。
法律は難しい
ときどき裁判ものの映画やドラマを見ることはありますが、やはり用語や考え方がとても難しいです。
ある言葉の定義や概念、事例などの説明があっても、わかったような、わからないような、そんな気持ちです。
その道を目指そうと思ったこともないけれど、自分には司法試験に合格するなど無理だっただろうなと思います。
無辜(むこ)
「無辜」とは、何の罪もないこと、またはその人を表します。
その表面的な意味は理解できます。
しかし映画の中では、より深いところまで考えさせられるような内容となっていました。
ロースクール生の間で行われていた無辜ゲームとは何だったのか、そして馨が清義に持ち掛けた最後の無辜ゲームにどんな意味があったのか。
なるほどなと思わせられるところがありました。
まとめ
3人の過去と複雑に絡み合う真実。
そして、「無辜」という言葉の意味や司法の在り方を問いかける法廷サスペンス。
終盤のどんでん返しも相まって、印象的な映画でした。
2023年11月10日公開

