2024年 公開映画

戦場カメラマンから見たアメリカの内戦『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

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もしアメリカで内戦が起きたら?

前線で取材を続けるジャーナリストから見た光景を描いた映画です。

はたしてこれはフィクションか、それとも近くやってくる未来なのか?

ストーリー

連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。

テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。

「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている」。

就任“3期目”に突入した大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。

ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていない大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。

だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく。

 

もしアメリカで内戦が起きたら

世界をリードする大国アメリカで内戦が起きたらどうなるのか。

それをテーマにした映画です。

政府軍と反政府軍の衝突による激しい銃撃戦、それに端を発した市民同士の疑心暗鬼による諍い、一方で無関心を装う市民も。

妙にリアル感をともなった、シリアスな映画でした。

 

戦場カメラマンの視点から

この映画、政府軍と反政府軍の戦いをメインに据えたアクション系ではありませんでした。

それを期待していると、肩透かしに遭います。

そうではなく、戦場カメラマンの目を通して内戦の状況が描かれた映画となっています。

時には銃弾が飛び交う戦場のすぐそばで戦場カメラマンがシャッターを切り続けることも。

戦争の悲惨さを伝えたい、そういう想いもあることと思います。

しかしそれ以上に、危険を省みず何かに取りつかれたかのように前線に身を置き続ける姿は恐怖を感じるほどでした。

 

地理の知識不足

日本国内の県名、地名であれば、ある程度の位置関係は把握できます。

一方、アメリカについては州の位置関係すらあやふやです。

今回の映画のように、どこの州とどこの州が同盟を組んでいる、とか、出発地からどこを経由してどこに向かう、と言われても、なかなかピンときません。

地図を開きながら見たかったくらいです。

洋画はアメリカが舞台になることも多いので、せめて州の名前と位置ぐらいは覚えていかなければ。

 

まとめ

主張の違いでアメリカ人同士が区別され、疑心暗鬼の中、戦いを強いられる。

とても恐ろしい状況であると感じました。

願わくば、もう少し背景も描いてほしかった…

 

2024年10月4日公開