ジュリアン・ムーア主演の映画『ブラインドネス』。
キャッチコピーは「全世界、失明」。
その通り、突然失明するという病気(?)が流行していく過程で、感染した人は隔離され、その施設の中でまた問題が起こるという、そんな感じの話です。
この映画の予告を見て、唯一興味を持ったのはどういう結末になるのか、です。
その結末ですが、まぁまぁそんなものかと。
この映画はきっとこの病気がどんなものかよりも、視力を奪われた人間が集められたときにどういう行動を取るようになるのか、人間の本質みたいなものに迫ることが主な目的なんだと思います。
そういう意味ではよく描写できてる映画なのでしょう。
むしろ逆にそこがよくできていたからこそ、見終わったあとは正直あまり気分のよいものではありませんでした…
昔見た『es』という映画と同じような後味でした。
『es』はドイツの映画でしたが、刑務所を舞台に一般の応募者を看守役と囚人役に分けて、何日か過ごす中での人間の心理をテストした実験が話の中心でした。
実際にあった事件を基にしたんじゃなかったかと。
この実験もだんだんエスカレートしていって、おかしなことになっていました。
なんでこの映画を見ようとしたのか後悔したくらいです…
2008 年 11 月 22 日公開
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