時給 11 万 2 千円という高額なアルバイトに集まってきた 10 人が「暗鬼館」に閉じ込められ、7日間を過ごす。
各自の部屋にはそれぞれ異なる武器の入った箱があり…
2日目の朝を迎えると1人の犠牲者が!
このテストのルールでは事件が起きた場合、犯人を当てる探偵役の他に犯人役と犠牲者にも時給のボーナスが与えられます。
そして徐々にお互いが疑心暗鬼になり…
率直な感想は「まぁおもしろかった」という感じです。
ちょっと期待が大きすぎたのかもしれません。
楽しめた一方で、消化不良の部分があったのは否めません。
ただこういうストーリーは好きなんです。
推理小説の1つのパターンである密室殺人みたいなものです。
予告動画を見たときに、食事のテーブルの真ん中に人形が 10 体置いてあったので「『そして誰もいなくなった』みたいな設定だな~」と思ったら、映画の中でもそのままセリフに出てきました。
推理小説好きな人だったらすぐに思い浮かべると思うんですけど、あえてそれも狙ったんでしょうかね。
映画に出てくる「ガード」と呼ばれるロボットがまた恐ろしい存在です。
就寝時間になったら部屋から出てはいけないルールがあり、「ガード」が巡回しています。
見つかると失格なんですけど…
こういう心理テスト系の映画は人間がおかしくなっていく様子が描かれているので、あまり気分のよいものではありません。
そう思わされたということは、出演者の演技が良かったということにもなるのでしょうけど。
結末はもう一捻りぐらいあるかなと漠然と想像していました。
意外に驚いたのは人形の声が…
消化不良な感じが否めなかったので、原作も手に取ってみました。
やはり映画よりは描写が細かく、背景にあるものをより深く知ることができるので、本に目を通してみることもお勧めです。
2010 年 10 月 16 日公開