2008年 公開映画

数学の天才がブラックジャックで大金を稼ぐ!『ラスベガスをぶっつぶせ』

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ブラックジャックは運だけではない?

数学的には証明されていることを、天才のチームがやってのける!

大金を稼ぐことはできるのか?

ストーリー

大学生のベン(ジム・スタージェス)は教授のミッキー(ケヴィン・スペイシー)から天才的な数学の能力を認められ、あるチームに誘われた。

そのチームは数学の能力を駆使して、ブラックジャックで勝つ方法を習得することを目的としていた。

一度は断ったベンだったが、医科大進学に必要とされる高額な学費を稼ぐためにチームに入って特訓し、その必勝法を携えてラスベガスへ乗り込んだ。

狙いどおりブラックジャックで勝ち、大金を稼ぎ始めたベンたちだが、目の前にした大金によって徐々に何かが狂い始める。

また、カジノの運営側も黙ってやられるばかりではなかった。

不正を見抜く術に長けたコール(ローレンス・フィッシュバーン)に目をつけられたベンは稼ぎ続けることができるのか?

 

ブラックジャックで大金を稼ぐ

ブラックジャックで大金を稼ぐために、教授が数学的センスに優れた学生をスカウトし、その能力をフル活用した必勝法を伝授する。

最初は乗り気でなかった主人公も、いざ始めるとだんだんのめり込んでしまう。

学費を稼ぐためだったはずなのに、おもしろいように大金を稼げることでそれが目的になっていく。

お金、特に大金は人を狂わせることがよくわかります。

最後にちょっとしたひねりもあっておもしろい映画でした。

 

カードカウンティング

実際にあったカードカウンティング事件がモデルとなっています。

ギャンブルの中でもブラックジャックは、勝てる確率が比較的高いことが数学的に証明されているそうです。

それを可能にするのがカードカウンティング。

結局よくわからなかったのですが、出てくるカードによって1を足したり引いたりしていくと、残っているカードの状況が推測でき、それによって有利な状況にあるのか不利な状況にあるのかがわかるようです。

実際にやろうと思っても、相当な頭脳を持っていないといけません。

 

モンティ・ホール問題

3つの扉のうち1つの扉が正解で、まず挑戦者は正解と思う扉を1つ選びます。

その後、正解を知っている司会者が不正解の扉を1つ開けます。

ここで挑戦者が残った2つの扉を自由に選べるとき、挑戦者は最初に選んだ扉を変えるべきでしょうか?

 

これは、ミッキーがベンの才能を見抜くきっかけとなった問題です。

モンティ・ホール問題と呼ばれていて、確率による計算結果と直感で選ぶ答えが違いやすい問題としてよく知られています。

確率的には挑戦者は扉を変えたほうが正解とされていますが、皆さんの直感と合うでしょうか。

他にも有名な「誕生日問題」など、直感と確率が合わない問題は不思議な感覚を味わえておもしろいです。

 

まとめ

理屈がわかったとしても、実行するのは容易ではなさそうなカウンティング。

いまはそれも通用しないようになっているとも聞きます。

ラスベガス、、いろいろな意味で怖いところです。

 

2008年5月31日公開