『バタフライ・エフェクト』の第3弾です。
バタフライ・エフェクトとは日本でいう「風が吹けば桶屋が儲かる」的なことで、蝶の羽ばたきがまったく離れた場所で竜巻を起こすという感じの意味です。
カオス理論がどうのこうの…みたいな、難しい話でもあります。
映画では、主人公があるきっかけで過去に戻れるようになり、ちょっとだけその過去を変えて現在に戻ってくるとがらっと状況が変わっていて、しかも良かれと思ってやったことが悪い方向に。
再び過去に戻ってより良い状況にしようとするわけですがうまくいかず、、、という話です。
このコンセプトが好きでシリーズを見てきました。
本作では主人公は最初から過去に戻れる能力があることをわかっていて、殺人事件の捜査に協力していました。
プライベートな理由ではこの能力を使わない、と妹と約束していたのですが、昔、殺人事件の犠牲者となった恋人の件で過去に戻ることを決断してしまったことから状況がおかしくなっていきます。
殺人事件の犯人を見つけるどころか、過去に戻るたびに犠牲者が増え、しまいには主人公自身が犯人にされる始末。
一体真相はどうなっているのか、という点が解き明かされていきます。
なかなかおもしろくはありましたが、殺人のシーンがちょっときつかったです。
それと真相が明らかになるところがなんとなくあっさりしていたように思います。
たしかに結末は1作目や2作目と同じように皮肉な、哀しい感じでしたが、ストーリーを総合して考えると、やはり1作目が一番良かったです。
2009 年 10 月 17 日公開
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