2009年 公開映画

決して手を出してはいけなかった『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』

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特殊な能力を警察の捜査に役立てていた主人公。

しかし、プライベートが関わる事件に手を出したことで泥沼に落ちていく。

はたして結末はいかに?

ストーリー

過去に戻って殺人現場を目撃し、警察の捜査に協力することを生業としていたサム(クリス・カーマック)。

ある日、かつての恋人レベッカ(ミア・セラフィノ)の姉・エリザベス(サラ・ハーベル)がサムを訪ねてきた。

「10年前に妹を殺した犯人を捕まえて欲しい」

プライベートな理由ではこの能力を使わない、と妹と約束していたサム。

しかしサムは、周りの反対を押し切って、事件の真相を究明しようとする。

 

シリーズ完結編

『バタフライ・エフェクト』シリーズの第3弾です。

バタフライ・エフェクトとは日本で言う「風が吹けば桶屋が儲かる」的なことで、蝶の羽ばたきがまったく離れた場所で竜巻を起こすという感じの意味です。

カオス理論がどうのこうの…みたいな、難しい話でもあります。

映画では、主人公があるきっかけで過去に戻れるようになり、ちょっとだけその過去を変えて現在に戻ってくるとがらっと状況が変わっていて、しかも良かれと思ってやったことが悪い方向に…

再び過去に戻ってより良い状況にしようとするわけですがうまくいかず、、、という話です。

このコンセプトが好きでシリーズを見てきました。

 

やはり同じ結末に

本作では、主人公は最初から過去に戻れる能力があることをわかっていて、殺人事件の捜査に協力していました。

事件現場に戻れるのであれば、そんなに楽な捜査はありません。

犯人もまるわかりです。

そんな特殊な能力をプライベートな理由では使わない、と妹と約束していたのですが、昔、殺人事件の犠牲者となった恋人の件で過去に戻ることを決断してしまったことから状況がおかしくなっていきます。

殺人事件の犯人を見つけるどころか、過去に戻るたびに犠牲者が増え、しまいには主人公自身が犯人にされる始末。

一体真相はどうなっているのか、という点が解き明かされていきます。

なかなかおもしろくはありましたが、殺人のシーンがちょっときつかったです。

それと真相が明らかになるところが、なんとなくあっさりしていたように思います。

たしかに結末は1作目や2作目と同じように皮肉な、哀しい感じでしたが、ストーリーを総合して考えると、やはり1作目が一番良かったです。

 

まとめ

便利なようでいて、一旦浸かってしまうと泥沼にはまってしまう、過去に戻れる能力。

彼女を救いたい、でも救えなくてさらに悪化する。

どうするのが正解だったのでしょうか。

 

2009年10月17日公開

 

『バタフライ・エフェクト』シリーズ

1作目『バタフライ・エフェクト
2作目『バタフライ・エフェクト2