2014年 公開映画

現代版ツイスターに映像技術の進歩を感じる『イントゥ・ザ・ストーム』

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突然現れた超巨大な竜巻。

避難する中ではぐれてしまった父子。

いつ竜巻が襲ってくるかわからない状況の中で、父は子どもを探しに向かう。

ストーリー

卒業式が行われていた高校を巨大な竜巻が襲った。

教頭のゲイリー(リチャード・アーミティッジ)はなんとか生徒を避難させたが、同じ高校に通う長男ドニー(マックス・ディーコン)がいないことに気づく。

卒業式に参加せず、町外れの廃工場にドニーが向かったことを知ったゲイリーは探しに行くことにした。

道中でゲイリーは、ドキュメンタリー制作者のピート(マット・ウォルシュ)や気象学博士のアリソン(サラ・ウェイン・キャリーズ)に出会う。

彼らは竜巻ハンター「タイタス」のメンバーであり、撮影のため巨大竜巻を追っていた。

巨大竜巻で大きな被害を受けた町の中を抜けていくのは容易ではなかったため、ゲイリーは彼らの協力を得ながらドニーの行方を追うことにした。

 

映像技術の進歩

自然災害をテーマにした映画では、実際の自然災害をそのまま利用することはできません。

したがって、映画の完成度は自然災害を描く映像技術に左右されます。

その点では、もうこの頃になると映像技術も十分に進歩していて違和感はありませんでした。

この映画が公開された頃よりもさらに進歩した今の映像技術であれば、さらにリアルに感じられるかもしれません。

そしてだからこそ自然災害の恐ろしさを感じます。

建物の屋根が吹き飛ぶ。

物にしがみついている人が飛ばされそうになる。

車や飛行機など重たい物が持ち上げられる。

そんなシーンが次から次へと現れ、それが現実世界でのニュース映像を想起させ、恐怖につながります。

 

どこにでもいそうな人たち

自然災害は危険なもの。

そんな危険なところへ飛び込んでいく人たちも、実際にいることでしょう。

誰も見たことがない映像をいかに撮影できるか。

映画ではドキュメンタリーの制作チームの他に、YouTuberもいました。

このYouTuber、映画ではコミカルに描かれていましたが、昨今の状況を考えると笑うに笑えません。。。

 

出演者

見た映画の数が多くなれば知っている顔も増え、「この俳優さん、この映画にも出ていたんだ」と気づくことがあります。

一度見た映画を見返すときの楽しみの1つです。

この映画で気象学博士のアリソンを演じていたサラ・ウェイン・キャリーズは『プリズン・ブレイク』のサラです。

1回目は『プリズン・ブレイク』を見る前に見ていたのでまったく知らず、2回目を見たときに「あ~」と気づきました。

 

ところで海外だと、ドラマがメインの俳優さんと映画がメインの俳優さんに分かれている印象があります。

『プリズン・ブレイク』の出演者もそうですが、ドラマメインの俳優さんはたまに映画で見かける感じです。

だからこそ気づいたときは何か嬉しくなります。

 

まとめ

竜巻の映画といえば、やはり『ツイスター』が思い出されます。

その当時と比べると、映像技術も、映画で出てくる設備も、だいぶ進歩していました。

ここからさらに、映画は進歩していくのでしょうか。

 

2014年8月22日公開