何とも衝撃的なタイトル。
サスペンスな内容を期待してしまいます。
堤監督作品なのも興味深いです。
ストーリー
その日、12人の未成年たちが安楽死を求め、廃病院の密室に集まった。
ところが彼らは、そこにいるはずのない13人目のまだ生温かい死体に遭遇した。
彼らだけしか知らない計画のはずなのに。。。
この12人の中に殺人鬼がいるのではと互いに疑心暗鬼になり、嘘と騙しあいが交錯する。
そして徐々に、さまざまな過去や思いを背負った12人の死にたい理由が明らかになっていく。
はたして彼らは最初の望みどおり安楽死できるのか、それとも誰かに殺されてしまうのか。
お互いに信頼はできないが、それでも彼らはあくまでルールに則り、各自が意見をぶつけ合い、そして自分たちが向かうべき道を決定することを選ぶ。
思っていたのとは違いました
タイトルと予告を見たときの雰囲気で興味が湧いた映画です。
参加者は12人のはずなのに、そこにはすでに13人目の死体が。
それが混乱を招き、安楽死どころでは無くなって犯人探しが始まります。
とてもおもしろいシチュエーションだなと思って、ここからどんなサスペンスチックな内容になっていくのかと期待していたのですけど…
想像していた内容とはちょっと違いました。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のような内容を期待していたので、その意味では期待外れでした。
それでも、12人それぞれの死にたい理由が少しずつ明らかになっていく様や、13人目の死体に誰が関わったのか推理していく様は興味深かったです。
独特の雰囲気
監督は『トリック』や『SPEC』でおなじみの堤幸彦監督。
堤監督の作品は独特の雰囲気があり、また内容も含めて好きな作品が多いので期待が高まりました。
堤監督らしい独特の映像感は健在でした。
堤幸彦監督
ふだんはあまり映画監督を意識しない私ですが、そんな中でも意識する数少ない監督のうちの1人が堤監督です。
堤監督が手掛けたドラマや映画の中で、最初に強く意識したのはドラマ『トリック』です。
『トリック』は大好きなドラマで、DVDを買って何度も見返したほど。
仲間由紀恵さんと阿部寛さんの演技やストーリーのおもしろさだけでなく、独特の映像も好きになった要因の1つでしょう。
他のドラマだと『ケイゾク』や『SPEC』を見ていました。
どちらも独特の空気感があります。
その他にも、今では懐かしい『ポケベルが鳴らなくて』や『ぼくらの勇気 未満都市』など堤監督が手掛けたことを知らずに見ていたドラマもありました。
まとめ
堤監督らしい映像がふんだんに見られる映画でした。
さすが独特です。
もう少しサスペンス寄りだとより良かったです。
2019年1月25日公開