ストーリー
現金輸送車(キャッシュトラック)を使って現金を輸送する専門の警備会社フォーティコ・セキュリティ社。
そこへ1人の新人パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)、通称「H」が雇われた。
雇用試験の際には大した成績でもなかったが、H が乗るトラックが強盗に襲われたときに H は恐るべき戦闘能力を発揮する。
1人で強盗を次々と倒していく H は一躍英雄となり、会社に気に入られる。
その後は H の乗ったトラックが襲われても、彼の姿を見た強盗が逃げ出す始末。
しかし、その不気味な存在に周りの同僚が疑問を抱き始める。
H は一体何者なのか。
そして、最も現金が動くブラックフライデーに大金が集まったフォーティコ・セキュリティ社で大規模な強盗事件が発生した。
感想
ジェイソン・ステイサムの、ジェイソン・ステイサムによる、ジェイソン・ステイサムのための映画。
まさにそんな映画でした。
予告動画を見たときから期待値はマックスでした。
ジェイソン・ステイサムのガンアクションはもはや芸術品。
ストーリーはさておいても、華麗なアクションが見られればそれだけで満足できてしまいます。
終盤のシーンで繰り広げられる銃撃戦は、ジェイソン・ステイサム演じる H の鬼気迫る迫力もあって見ごたえ十分でした。
ジェイソン・ステイサム(が演じているキャラクター)を見て強盗が逃げ出すと言われて、さもありなんと思えます。
超巨大サメでも倒してしまいますから、人類最強と言っても過言ではありません。
ストーリーは、予告動画から想像していたよりもシビアで、ザ・ハードボイルドでした。
作りも、過去と現在を行ったり来たりしながら徐々に核心に迫っていく形で、飽きることなく楽しむことができます。
ジェイソン・ステイサム好きは見逃せない作品です。
ガイ・リッチー監督
この映画の宣伝文句の1つに「ゴールデン・コンビが 16 年ぶりにタッグを組んだクライム・アクション」とあります。
監督のガイ・リッチーと主演のジェイソン・ステイサムは『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』、『リボルバー』でコンビを組んでいて、その『リボルバー』以来 16 年ぶりのタッグとなりました。
ガイ・リッチーという名前はよく耳にする気がしていたので、その監督作品もそれなりに見たことがあるだろうと思っていましたが、『シャーロック・ホームズ』ぐらいでした。
ジェイソン・ステイサムと組んでいる映画はチェックしてみようと思います。
この作品に続いて最新作『Five Eyes(原題)』でもタッグを組んでいるそうで、そちらも楽しみです。
2021 年 10 月 8 日公開