2021年 公開映画

男子中高生が一度は妄想する(らしい)シチュエーション『ラン・ハイド・ファイト』

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ストーリー

17 歳の女子高生ゾーイ(イザベル・メイ)は、幼い頃から軍人の父トッド(トーマス・ジェーン)にサバイバル術を学び、父と狩りを楽しんでいた。

しかし、母ジェニファー(ラダ・ミッチェル)の死をきっかけに、父娘の関係には深い溝ができてしまう。

ゾーイ自身、ショックから立ち直れずに自らの殻に閉じこもっていた。

そんなある日、彼女が通う学校にテロリストが乱入してくる。

生徒たちが次々と銃弾に倒れていく中、運良くトイレにいたゾーイは何とか校舎の外へ脱出することに成功する。

そのまま逃げかけたゾーイだったが、校内に残った友人たちを救うため、テロリストと戦うことを決意。

校舎に戻り、圧倒的に不利な状況にもかかわらず、命をかけてテロリストと対峙する。

感想

いわゆる弱い立場の者が悪者を駆逐する鉄板ストーリー。

この映画は「女子高生 vs テロリスト」。

凶悪なテロリストは容赦なく先生や生徒を銃撃していきます。

1年以上も時間をかけて準備してきただけあって、警察さえ翻弄される始末。

ただここは、高校生のテロリストがここまで準備できるのか、そして警察に情報が伝わるのにこんなに時間がかかるのか、少し疑問はありましたけど…

それは置いといて。

たまたま人質に捕られず逃げ出せたゾーイ。

そのまま逃げだすこともできたのに、彼女は仲間を救うことを決意します。

何が彼女をそうさせたのか。

いずれにしても生半可な決意ではありません。

しかしゾーイがただの女子高生ではなかったのがポイントです。

軍人の父を持つ彼女はその術を受け継いでいました。

勇敢な行動で次々と校舎内の生徒たちを逃がし、そしてついにはテロリストを追い詰め始めるまでに。

YouTube のコメントを見ていると、多くの男子中高生が一度は妄想するようなシチュエーションだったようで。

(私はそうでもなかったですけど)

こういう鉄板ストーリーはベタでもおもしろいです。

狩られるほうが狩るほうへ立場が逆転したときに胸のすく想いがするからでしょう。

RUN HIDE FIGHT

映画のタイトルになっている「RUN HIDE FIGHT」。

RUN は逃げる、HIDE は隠れる、そして FIGHT は闘う。

これらは実際に事件に遭遇したときに推奨されている対処法で、啓蒙用の動画も作られています。

もちろんこんな事件に遭遇などしたくありませんが、いざというときの行動として知っておく必要はあるでしょう。

ただ本当に事件に遭遇したら、私は恐怖で動けないのではないかと思います。

闘うこともできないでしょうから、隠れることしかできなさそうです。

このような映画も1つの啓蒙活動につながるものかもしれません。

2021 年 7 月 18 日公開