2010年 公開映画

わけがわからなくなるけれど、それがおもしろさを生む!『インセプション』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ディカプリオ演じる主人公は眠っている人の意識に入り込んで、大切な情報を抜き取ってくることを仕事としています。

その能力を買って、渡辺謙さんが演じる人物がある依頼をします。

それは情報を抜き取ってくるのではなく、ある人物の潜在意識を変えてしまうように細工をすること。

そのためには意識のずっと深いところまで潜っていかなければならず、困難を極める作業のため、スペシャリストを集めたチームでこの依頼に取り組んでいきます。

当然のことながらいろいろな障害があり、スムーズにはいかないわけで…

 

この映画、すごくおもしろかったです。

私自身、こういう複雑な話が好きです。

意識の深いところまで到達するために、現実の世界で眠って意識の中に入り込んだ世界を第1階層とすると、その階層でさらに眠って意識の第2階層に入り込んで、さらにそれを繰り返していきます。

時間の進み方が各階層で違っているところがまた興味深いところ。

細かい数字は忘れましたが、現実の世界の1秒が、たとえば第1階層では2分、第2階層では 20 分、、、といった感じで、深く潜るにつれて長くなります。

このように複雑になると訳がわからなくなるものですが、この映画だと各階層で情景ががらっと変わるので比較的わかりやすかったです。

 

あと、プロフェッショナルが集まってチームを組んで難題にチャレンジするという、いかにもありがちなテーマも好みです。

たとえば『ミッション:インポッシブル』などもそうですね。

『インセプション』もディカプリオ1人が意識に入るわけではなく、何人かが同時に意識に入り込み、各階層でそれぞれが役割を果たしていきます。

この映画はおもしろかったです。

お薦め映画です。

 

2010 年 7 月 23 日公開