いかにも凝ったトリックが待ち受けていそうな映画です。
結末を話してはいけない系の映画でしょう。
期待値が高まります。
ストーリー
オースティン警察の刑事ダニー・ローク(ベン・アフレック)は、最愛のひとり娘ミニーを失った悲しみから立ち直れずにいる。
容疑者が逮捕されたにもかかわらず、彼は誘拐したことも、どこに連れて行ったのかもまるで思い出せないというのだ。
そんなある日、ロークと相棒ニックス(J・D・パルド)は、特定の貸金庫を狙った強盗が計画されているという匿名の通報を受け、銀行に向かった。
隠れて監視するロークが目を付けたのは、銀行の外にいたひとりの怪しげな男(ウィリアム・フィクナー)。
その男が隣の見知らぬ女性に話しかけると、女性は突然奇怪な行動を取り始める。
そんな様子を見たロークは急いで貸金庫に駆けつけ、男より先に到着。
目的の金庫を開けると、中に入っていたのはなんとミニーの写真だった。
写真には「レヴ・デルレインを見つけろ」と書かれている。
ロークはふたりの警官を伴って屋上まで男を追い詰めるも、警官は突然暗示をかけられたようになってお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降りた。
すぐに見下ろしたが、地面に男の姿はない。
この出来事がミニーの失踪に関係していると信じるロークは、匿名の通報者の居場所をたどりあてる。
そこにはダイアナ・クルス(アリシー・ブラガ)という名の占い師がいた。
人の心を操る能力を持つ彼女は、男の正体を教えてくれる。
彼とクルスはかつて同じ秘密組織に所属していたというのだ。
そこにミニーはどうつながるのか。
次々に危険が降りかかる中で、ロークはその答を探そうとする。
どんなトリックが待っているのか
予告から気になっていた映画です。
怪しい人物、不可解な現象、現実とは思えない描写、そして予想外な結末が待っていそうな展開。
ドミノというタイトルも、何だか期待値が上がります。
どんな風に騙されるのか、楽しみにしながら鑑賞しました。
既視感はありました
おもしろい映画だったと思います。
終盤になって種明かしが始まるところから、意外なことが次々と出てきて、また話がひっくり返ったり。
最後まで気を抜けない、見ごたえのある映画でした。
ただ、ポスターにある「かつてない」はちょっと盛りすぎかもしれません。
不思議な映像やストーリー展開など、どこかで見たような感じはありました。
いくつかの映画を混ぜ合わせたようなもの、と言ったほうが近いでしょうか。
予告でも映る、電車がねじ曲がって動く映像などは、あの映画っぽいですし。
とは言っても否定するものではありません。
この映画はこの映画で十分におもしろかったです。
ウィリアム・フィクナー
独特な役柄を演じることが多い、気になる俳優さんです。
ドラマ『プリズン・ブレイク』で知りました。
その後、あの映画にもこの映画にも出ている、と気づきました。
アメリカでは映画に出る俳優さんとドラマに出る俳優さんが分かれていることが多い中で、『プリズン・ブレイク』のような有名ドラマだけでなく、『アルマゲドン』のような有名映画にも出ている珍しいタイプの俳優さんではないでしょうか。
まとめ
久しぶりにストーリーに歯ごたえのある映画を見ました。
最近はわかりやすい映画を見ることが多かったので。
結末に驚かされる系の映画、大歓迎です。
2023年10月27日公開