敵地で孤立したCIA工作員。
敵の包囲網をかいくぐって、30時間以内に脱出できるか。
ジェラルド・バトラーらしい映画です。
ストーリー
イラン国内に潜入中のCIA工作員トム・ハリス(ジェラルド・バトラー)は、核開発施設の破壊工作に成功した直後、CIAの内部告発により機密情報が漏洩し、全世界に正体が明かされてしまう。
即刻ミッションを中止して中東からの脱出を図るトムが目指すのは、アフガニスタン南部のカンダハルにあるCIA基地。
30時間後に離陸する英国SAS連隊の飛行機に乗らなければ、生き残るチャンスはない。
しかし、トムの行く手にはさまざまな勢力が立ちはだかる。
核開発施設を破壊されたイランの精鋭集団・コッズ部隊をはじめ、トムが絶好の金づるになることを知ったパキスタン軍統合情報局、タリバンの息がかかったゲリラ、金次第で敵にも味方にもなる武装集団など、敵味方が入り乱れ、壮絶な死闘が始まった。
執拗に襲いかかる敵の追跡をかわし、トムは無事カンダハルに辿り着くことができるのか?
これでもかと容赦なく襲ってくる敵
敵地で孤立したCIA工作員が、30時間以内に400マイル(640キロメートル)先の救出地点を目指すストーリー。
ただ目指すだけであれば、それほど問題なくクリアできたことでしょう。
しかし、そんな簡単に済むわけもありません。
核開発施設を破壊された復讐を果たそうとするイランだけでなく、捕らえてお金に変えてしまうことを企む者たちが次々に参戦。
トムを狙う者同士での争いもあり、まさに壮絶な戦いが繰り広げられます。
絶体絶命の危機をどう乗り越えていくのか、そこが見どころです。
唯一の使命かのような仕事への取り組み
妻と娘がいるトム。
しかし、仕事の都合で家にいることも少なく、離婚の危機さえやってきます。
それでもトムは仕事を優先します。
常に生命の危機にさらされる仕事になぜ身を置き続けるのか。
最初は国を守る、あるいは世界平和という使命のためだったのかもしれません。
それがリスキーな現場に触れ続けてきた結果、そこにしか自分の居場所がないように思えてきてしまったのでしょうか。
ジェラルド・バトラー好き
ジェラルド・バトラーが出演する映画は好みのものが多いです。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズはまさに典型的。
ただ強いというよりは、逆境にボロボロになりながらも、やっぱり強くて盛り返していく感じが好きです。
今月も、新作の映画が公開されるようで楽しみです。
まとめ
次から次へとやってくる様々な敵。
いつ襲われるかわからない緊迫感に満ちた映画でした。
ジェラルド・バトラーのこういう役、好きです。
2023年10月20日公開