一見したところはエレガントな紳士。
しかしその中身は、極秘の諜報機関に所属する敏腕スパイ。
そんな彼らが世界の滅亡を防ぐ物語。
ストーリー
ロンドンの高級テーラー「キングスマン」。
その正体は、秘密裏に活動する国際的な独立諜報機関。
そのキングスマンの一員が何者かに惨殺され、欠員を補充することになった。
同じくキングスマンの一員であるハリー(コリン・ファース)はかつての同僚の息子であるエグジー(タロン・エガートン)を候補に選び、新人試験に誘った。
エグジーが過酷な選考に臨んでいる一方で、ハリーは著名人の失踪事件を追っていた。
首謀者として浮上したのは、天才的エンジニアで大富豪のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)。
手がかりをつかむため、ヴァレンタインに近づいたハリーだが、罠にかかり窮地に陥ってしまう。
それを知ったエグジーは、ヴァレンタインの危険な企みを阻止するため、キングスマンのエージェントとして活動を始めることとなった。
はたしてエグジーは世界の危機を救うことができるのか?
紳士なスパイ
一口にスパイと言っても、そのイメージはさまざま。
どんな状況でも任務をこなせるように鍛え抜かれた肉体を有しているスパイもいれば、超スマートな頭脳を武器に困難な任務をクリアしていくスパイもいます。
この映画のスパイは、一見スパイに見えないエレガントな紳士。
その紳士が卓越した能力を存分に発揮して、華麗に任務を解決します。
スパイ映画はおもしろい
彼らの手にかかれば、難関の任務でさえものの見事にクリア。
その手際の良さが楽しくて、スパイものの映画はよく見ます。
スパイらしいアイテムもまた楽しみの1つ。
定番のものもあれば、超ハイテクなものもあり、いろいろな場面で意外なところでそれらのアイテムたちが活躍します。
今回でいうと、紳士の嗜みであるスーツや靴、傘、万年筆など、コンセプトを損ねることなく作られたアイテムが活躍するところに魅力を感じました。
ノアの方舟
ヴァレンタインの危険な企みは全世界を巻き込むもの。
そこを生き残れるように、お偉方や大富豪、著名人などがヴァレンタインに匿われます。
選ばれ方は単純で、ヴァレンタインに(主に資金面で)協力できるかどうか。
そうやって集まった選ばれし者たちが1ヶ所に保護されている姿はまさにノアの方舟状態。
映画なので誇張されているところはあるものの、世の中の縮図を見せつけられたような気分でした。
まとめ
『ARGYLLE/アーガイル』を見て気になった『キングスマン』。
何で今まで見ていなかったのだろうと思える、自分好みの映画でした。
シリーズの他の作品も要チェックです。
2015年9月11日公開
『キングスマン』シリーズ
2作目『キングスマン:ゴールデン・サークル』
3作目『キングスマン:ファースト・エージェント』
スピンオフ『ARGYLLE/アーガイル』