ストーリー
オーウェン・ショウ率いる犯罪組織を壊滅させ、平和に暮らしていたドミニクたち。
しかし新たな敵によって再び戦いの場に引き出される。その敵の名はデッカード・ショウ。オーウェンの兄であるデッカードはドミニクたちへの復讐を企んでいた。
戦いを終わらせるためにデッカードを倒すことに決めたドミニク。しかし、元特殊部隊員であるデッカードの尻尾をなかなか掴めない。
そこへ救世主が現れる。監視プログラム「ゴッド・アイ」とその開発者を探していたミスター・ノーバディが、それらを見つけ出したらゴッド・アイを使ってデッカードを探すために協力するとドミニクに申し出た。
その話に乗ったドミニクは無謀とも思える作戦でゴッド・アイの奪還を目指す。
感想
シリーズ7作目です。
この作品で敵として登場するのがまさかのジェイソン・ステイサム。シリーズもだいぶ進んできた中で最強とも思われる敵が現れます。
最近の映画では恐ろしいばかりの強さを発揮して、人では飽き足らず巨大なサメでさえ相手にしてしまうジェイソン・ステイサムが敵とあっては、強者揃いのドミニクファミリーとはいえ一筋縄ではいきません。
弟が入院している病院へ1人で乗り込み、ホブスと真正面から対峙し、そしてドミニクファミリーの行く先々で現れるジェイソン・ステイサムはまさに最強の名に相応しい悪役ぶりでした。そしてこの後のシリーズではまたおもしろい立ち位置になるので要注目です。
また「SKY MISSION」というサブタイトルだけあって、車なのによく空を飛んでいました。飛行中の輸送機から車ごと飛び降りてパラシュートで道路に降りたり、立ち並ぶ超高層ビルの間を車で飛び移ったり、ヘリコプターに向かって車で飛んだり、、、
無茶にもほどがあるド派手な作品でした。
R.I.P.
『ワイルド・スピード』シリーズの主役はドミニク・トレットを演じるヴィン・ディーゼルとブライアン・オコナーを演じるポール・ウォーカーの2人です。ポール・ウォーカーは、特殊だった3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』以外はすべて出演しています。
そのポール・ウォーカーは今作で最後の出演となりました。撮影の期間中に交通事故で亡くなってしまったからです。撮影の途中だったため、弟が代役で出演しているシーンもあるそうです。
本当に残念です。存命であればシリーズはどう展開していたのだろう、とたらればを考えてしまいます。
R.I.P. は Rest In Peace の略。この言葉を知ったのは、こちらも悲しい出来事だったのですが、IndyCar シリーズでダン・ウェルドンが亡くなったときでした。
2015 年 4 月 17 日公開
『ワイルド・スピード』シリーズ
1作目『ワイルド・スピード』
2作目『ワイルド・スピードX2』
3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』
4作目『ワイルド・スピード MAX』
5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』
6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』
8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』
スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』