2016年 公開映画

素直に騙されて楽しみたい『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』

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ストーリー

姿を消していたイリュージョニストグループ「フォー・ホースメン」が活動を再開した。

悪事を白日の下に晒すためには犯罪も辞さないフォー・ホースメンが今回ターゲットにしたのは巨大 IT 企業。

個人情報売買の目論みを暴露するため、新製品発表会に乗り込んだフォー・ホースメン。

予定どおり事が進んでいたはずが、最後に何者かの邪魔が入った。

その場から逃げざるを得なくなった彼らが脱出用シューターを抜けた先はまさかのマカオ。

ニューヨークからマカオへの瞬間移動に混乱する間もなく、彼らの前に現れたのは天才エンジニアのウォルター(ダニエル・ラドクリフ)。

ウォルターは自分の目的を果たすために、フォー・ホースメンを誘拐したのだった。

感想

シリーズ2作目です。

前作の流れを引き継いで作られているので、1作目の人間関係をおさらいしておくのが良いです。

フォー・ホースメンのメンバーは、紅一点だったヘンリーが去って新しくルーラが加わりましたが他は同じです。

そして FBI 捜査官のディランと、前作では捕まってしまったサディアスは引き続き登場。

新たな敵はダニエル・ラドクリフ演じるウォルターです。

しかし映画全体での騙しとも言えるイリュージョンが見どころなので、最後に騙されないように1作目を振り返っておきましょう。

今作も劇中でさまざまなマジックやイリュージョンが登場しますが、ほとんど CG を使わずに撮影しているそうです。

世界的に有名なマジシャンであるデビッド・カッパーフィールドを始め、名だたるマジシャンやメンタリスト協力の下でイリュージョンができあがっているとのこと。

それを聞くと一体どんな仕掛けなんだろうと考えてしまいますが、そんなことは気にせずに素直に驚きを楽しむのも良いと思います。

『トリック』を彷彿とさせる

『グランド・イリュージョン』を見ていると、なぜか『トリック』を思い出します。

仲間由紀恵さんと阿部寛さんが出演していた日本ドラマの『トリック』です。

『トリック』では主人公がインチキマジックの種明かしをして悪事を暴くので、悪事を暴くためにイリュージョンを利用する『グランド・イリュージョン』とは逆のパターンではあります。

でもイリュージョンやマジックをメインに据えているところは同じだから、似た雰囲気を感じるのでしょう。

派手さはだいぶ違いますが、、、

『トリック』は大好きなドラマで DVD も持っていて何度も見返しました。

それでもまた『グランド・イリュージョン』を見て、もう一度見返したくなりました。

2016 年 9 月 1 日公開

『グランド・イリュージョン』シリーズ

1作目『グランド・イリュージョン