2012年 公開映画

期待はずれでした『コンフィデンスマン/ある詐欺師の男』

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ストーリー

親友を殺した罪で服役していた元詐欺師のフォリー(サミュエル・L・ジャクソン)。

25 年の刑期を終えて出所したフォリーは堅実に暮らすことを決意し、社会の片隅で静かな生活を始める。

ふとしたきっかけで知り合った女性アイリス(ルース・ネッガ)とも付き合うようになり、平和な日常を送っていた。

ある日、殺した親友の息子イーサン(ルーク・カービー)が現れ、フォリーの詐欺師としての才能を頼って仕事を依頼してくる。

フォリーは天才詐欺師として知られていたからだ。

イーサンに対する罪悪感から依頼を断ることもできず、再び裏の仕事に手を出したフォリー。

しかしそれは、イーサンが仕かけた恐ろしい罠の始まりだった。

感想

コンフィデンスマンといえば、日本では長澤まさみさん主演の『コンフィデンスマン JP』が思い出されます。

私は映画しか見たことはありませんが、とてもおもしろい映画でした。

今月公開予定の映画第2弾も非常に期待が持てます。

さて、今回見たコンフィデンスマンはサミュエル・L・ジャクソン主演の洋画のほうです。

こちらもまた詐欺師の話です。

もちろん「コンフィデンスマン」自体に、信頼を得た後で人やグループを騙そうとする取り込み詐欺の専門家、という意味があるので当然といえば当然です。

あらすじや予告を見た感じでは、『コンフィデンスマン JP』と同じく、騙し騙されのストーリーが展開しそうな雰囲気でした。

「これはきっと最後にどんでん返しがあるに違いない」

そんな期待を込めて見たわけです。

しかし。

その期待は脆くも崩れ去りました。

期待が高すぎたから、というわけでもなく、正直なところあまりおもしろくなかったです。

がっかりでした。

元祖?

こちらの『コンフィデンスマン』は 2012 年公開の映画です。

映画の『コンフィデンスマン JP』は 2019 年の公開、ドラマも 2018 年に放送されていたので、洋画の『コンフィデンスマン』のほうが古い作品です。

そういうわけで、もしかしたら洋画の『コンフィデンスマン』を参考にして『コンフィデンスマン JP』は製作されたのかなと思っていました。

そういう意味ではこちらが元祖なので、きっとおもしろいに違いないと考えて、見ることにしたわけです。

たしかに詐欺師という設定は同じでしたが、エンターテインメント性でいえば圧倒的に『コンフィデンスマン JP』のほうが勝っていました。

洋画の『コンフィデンスマン』はどんでん返しに重きを置いていなくて、シリアスな感じでした。

2012 年 10 月 6 日公開