ゲームを通じて親子のコミュニケーションを図る。
そんな嘘みたいな、でも実話を基にした映画です。
こういうコミュニケーションもありでしょうか。
ストーリー
ずっと単身赴任中だった父の暁(吉田鋼太郎)が、突然会社を辞めて家へ戻ってきた。
典型的な仕事人間だった父のことをアキオ(坂口健太郎)は何も知らなかった。
何があったのか一切語らない父のことを知りたい、そう思ったアキオは、ある計画をひらめく。
アキオは自分がプレイしている「ファイナルファンタジーXIV」に父を誘い、正体を隠して共に冒険へ出ようと考える。
さっそく退職祝いの名目で、父にゲームソフトをプレゼントするアキオ。
最初はどうなることかと思ったが、数日もすればゲームに慣れ、びっくりするほどはしゃいでいる父の姿を見てアキオは一安心した。
アキオはいつか自分の正体を明かすと考えていたが、その矢先に思いもかけない出来事が起こる。
実話を基にした映画
ふとしたきっかけで知ったこちらの映画、とても良い映画でした。
笑いあり、涙ありのストーリーで邦画の得意とするところだし、こういう穏やかで心温まる邦画は好きです。
実話を基にしているのだそうです。
基となったプログの累計アクセス数は1,000万を超えるとのこと。
恐るべき数字です。
そんなに話題になっていたのに、教えてもらうまでまったく知りませんでした。
ゲームを通した現代ならではのコミュニケーション
思いを直接聞くことができないのであればゲームを通して聞く。
一昔前では考えられなかったことで、SNSが全盛の時代ならではの考え方でしょう。
直接向き合わないとダメだという意見もあるでしょう。
でも、多様なコミュニケーションの取り方があってもよいと思います。
それがきっかけでしっかりと向き合えるようになるかもしれません。
自分の父親にゲームを教えてあげて、しばらくしたら自分よりうまくなっている。
そんな姿を想像するだけで微笑ましいですね。
ひるがえってみるに、ITにめっぽう疎い我が父には想像し難いですが。。。
ファイナルファンタジー
ゲームをしたことがある人なら誰でも知っているであろうロールプレイングゲーム(RPG)の「ファイナルファンタジー」シリーズ。
RPGといえば「ファイナルファンタジー」シリーズと双璧をなすのが「ドラゴンクエスト」シリーズです。
どちらも楽しんでいるという人も多いと思います。
私はどちらかというとドラゴンクエスト派です。
「ドラゴンクエスト」シリーズは大体プレイしたことがあるのに対して、「ファイナルファンタジー」シリーズはしっかりプレイしたのはVIIのみ。
VIIはおもしろくて何度かプレイしましたが、何となく他の作品には手が出ませんでした。
「ドラゴンクエスト」シリーズのほうがとっつきやすいイメージがあります。
まとめ
ゲームを通してコミュニケーションを取るなど、一昔前では想像もしなかったこと。
最初のきっかけとしてはありかもしれませんね。
テクノロジーの今後の発展を考えると、また新しい形のコミュニケーションが生まれるかも。
2019年6月21日公開