音楽もセリフもない映画。
とにかく静かと話題です。
そこが気になって見ました。
ストーリー
音を立てると何かがやってきて命を奪われてしまう。
そんな現象が起き始めて、世界は破滅の道へと向かう。
そんな荒廃した世界の中で、1組の家族が懸命に生きていた。
呼吸の音さえうかつに出せない状況で、会話は手話を使い、砂を敷き詰めた道を裸足で歩く。
昼に移動し、夜はできるだけ安全な場所で過ごす。
決して音を立てない静寂の中で暮らしてきたイヴリン(エミリー・ブラント)と夫のリー(ジョン・クラシンスキー)、そして2人の子どもたち。
しかしいつまでもその生活を続けられない事情があった。
それはイヴリンの妊娠。
いつかやってくる出産に向けて、絶対に安全な場所を探さなければならなかった。
エイリアン系は好みではありません
得体のしれない何かが出てくる系の映画はもともと好みではありません。
見るとしても邦画のほうが勝っていると感じていて、これ系の洋画はあまり見ません。
この映画もその類にあてはまるものでした。
やっぱりエイリアン的なものが出てくる映画は好みではなかったです。
静けさに感心しました
ではなぜ見たのか。
この映画の感想を眺めていると、映画の中だけでなく客席までプレッシャーで静かになると言われていて、そこに興味を持ちました。
映画館で音を出さないのは当然として、ドリンクを飲む音やポップコーンを食べる音でさえ出すのがためらわれるほどという話でした。
ということで、どんなものかと確かめに行ったわけです。
たしかに、いつも見ている映画とは違う静けさがありました。
登場人物は音を立てないように手話で意思疎通を図ります。
そうすると言葉を発することが極端に少なくなり、ただでさえ静かなシーンがより静かでした。
普段見ている映画は思った以上に音が出ているのだなと感じました。
特に、セリフがないとびっくりするくらい静かなことを学びました。
聴覚
音がテーマのこちらの映画では、聴覚が異常に優れている(聴覚そのものみたいな)化け物が登場してきました。
音は波として伝わり、聴覚でそれを感じ取ります。
感じ取れる音波には限界があります。
個人差はあるものの、人間は周波数がおよそ20Hzから20,000Hzの音波を聞き取れるようです。
年齢とともに高周波数の音は聞き取りにくくなってきます。
動物の種類によっても聞き取れる周波数は変わります。
↓こちらに聴力ランキングがありました。
地球生物の聴力ランキング-補聴器専門店フォーラム21
これを見ると、イルカやコウモリは聞き取れる周波数の幅が人間の6倍もあることがわかります。
では果たして、映画に出てきた化け物はどこまでの聴力だったのでしょうね。
まとめ
思った以上に静かな映画でした。
たしかにポップコーンを食べるのも躊躇われるほど。
普段はもっと音が出ていることに気づかされました。
2018年9月28日公開