アカデミー賞の作品賞などを受賞したことで記憶に新しいこちらの映画。
歌の才能を見出された主人公と耳が聞こえない家族。
お互いがお互いを思いやる、その結末はどうなるのでしょうか。
ストーリー
豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)は、両親と兄の4人家族の中で1人だけ耳が聴こえる。
陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。
新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)と同じ合唱クラブを選択するルビー。
すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。
だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業のほうが大事だと大反対。
悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選んだ。
しかし、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父が下す決断とは?
予告を見ただけで「これは泣くな…」と思いました
映画館で初めてこの映画の予告を見たときのインパクトをよく覚えています。
あらすじを思い浮かべるだけで「この映画は見たら涙が出てくるやつだな」と思わされました。
娘の、妹の素敵な歌声を、最も大切な存在である家族が耳にすることができないなんて、、、
細かいストーリーがわからなくても、涙することは必至だったわけです。
家族と夢と、どちらも選びたいけれど…
もちろん家族は大事。
でも歌うことの楽しさを知り、その可能性を広げていきたい夢を持ったルビー。
両立するために頑張ろうとするものの、少しずつ無理が生じてきます。
中途半端はできない、難しい選択です。
無音になるシーン
ルビーが発表会で歌う場面。
家族も招待されていたその場面で、歌が始まるときに無音になります。
ルビーが歌っている姿だけ見ることができて音はしません。
ルビーの両親と兄の立場に引き込まれます。
音が聞こえない世界ではこのように見えるのかと。
でもそれは分かったフリでしかないのだと思います。
まとめ
大切な家族だからこそ、お互いを思いやり、その結末に涙するストーリーとなりました。
耳の聞こえない俳優さんが起用されていることも話題の1つでした。
アクションやサスペンス系が好きでも、ときには心温まる映画を見たいものです。
2022年1月21日公開