サッカーファンはよくご存じかもしれない、史上最悪の大敗を喫した米領サモアのサッカー代表チーム。
そこへ型破りな鬼コーチが現れる。
ここから漫画のようなストーリーが始まる。
ストーリー
米領サモアのサッカー代表チームは、2001年にワールドカップ予選史上最悪となる0対31の大敗を喫した。
1ゴールさえも手が届かず、事態は悪化するばかり。
次の予選が迫る中、型破りな性格のためアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが監督に就任した。
チームの立て直しを図るが、あまりにも酷い状況にトーマスも思わず匙を投げかける。
しかし、それぞれがそれぞれの思いをぶつけることで少しずつ心が通いあい、チームの団結力が増してきた。
そしていよいよ、予選の試合に挑む日がやってきた。
実話を基にした映画
0対31。
スコアだけ見るとサッカーの試合とは思いがたいです。
しかしこれは実際に、しかもワールドカップの予選で起きた結果です。
勝利どころか、ゴールを奪うことさえ奇跡に近い状況。
そこへ、新しくコーチがやってくることで事態が変わり始めます。
いかにも映画的なストーリーですが、実話に基づいているというので驚きです。
本音でぶつかることが大事
鬼コーチがやってきても、そう簡単に事はうまく運びません。
今までやってきた自分流で押し通そうとしてはうまくいかず、コーチも選手も互いにストレスが溜まっていくだけ。
でも、ゴールを奪いたい、試合に勝ちたい、という想いは同じです。
本音でぶつかり、少しずつ互いを認め合い尊重し、それが繰り返されて団結力が高まっていきました。
実際はもっと泥臭いところもあったことでしょう。
しかしそれが、奇跡の結果につながっていくわけです。
米領サモア
米領サモアと聞いて、どこにあるかパッと思いつくでしょうか。
私は最初、カリブ海のあたりにあるのかと思っていました…
実際は南太平洋に位置していて、オーストラリアやニュージーランド方面にあります。
そして、米領サモアの西側にはサモア独立国もあります。
歴史的な背景があって、西側と東側でこのように分かれているようです。
まとめ
事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったものです。
よくできた、嘘みたいなストーリー。
それが現実に起きているのですから。
2024年2月23日公開