1996年 公開映画

ストーリーがしっかりしている名作は時が経っても色褪せない『ジュマンジ』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

すごろくゲームが現実に!?

一度始めたら最後まで進めないと終われない「ジュマンジ」。

時を経てつながった4人が思いを一つにしてクリアを目指す!

ストーリー

靴工場を経営している父を持つアラン・パリッシュ(ロビン・ウィリアムズ)が工事現場で音に導かれるようにして木の箱を見つけた。

その中に入っていたのは、すごろくゲームの「ジュマンジ」。

さっそくアランは友だちのサラ・ウィットル(ボニー・ハント)とジュマンジで遊ぶことにした。

サイコロを振ると駒が勝手に動き始め、そしてアランの止まったマスで「ジャングルで待て」という指示が出た後、アランは突如としていなくなってしまった。

また、サラも大量のコウモリに追われ、アランの家から逃げ出してしまった。

その26年後。

アランの失踪が原因で空き家となったパリッシュ家にジュディ(キルスティン・ダンスト)とピーター(ブラッドリー・ピアース)の姉弟が引っ越してくる。

そしてジュディとピーターが埃をかぶったジュマンジを見つけたとき、ゲームの続きが始まる。

 

名作

20年という長い時を経て、続編が公開された『ジュマンジ』。

この第1作目は1996年に公開されました。

2018年に公開されていた『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を見た若い人はきっとこの1作目を知らないことでしょう。

その当時に見たとき、おもしろい映画だなと思った印象がありましたが、久しぶりに見てみて、やっぱりおもしろいなと思いました。

本当におもしろい映画というのは、時間が経っても色褪せないものです。

 

4人の関係性と成長

ジュマンジを始めたアランとサラ、そして26年後に続きを始めたジュディとピーター。

主役である4人の関係性が良いです。

ジュマンジのせいで人生を狂わされたアランとサラは見た目は大人でも中身は子供のままで止まっているようであり、はじめはむしろジュディとピーターのほうがしっかりしているように見えました。

しかし現実と向き合うことでアランとサラは過去の呪縛を破り、まるでジュディとピーターの両親のような存在になりました。

エンディングもとても良かったです。

 

映像技術ではごまかせないストーリー

当時の最新技術を用いて製作された『ジュマンジ』。

今見ると、さすがにその最新技術でさえ、現在の映像技術からはだいぶ劣って見えます。

今の技術を使えば、映像的にはより完成度が高くなるのは間違いありません。

それでも映画全体を通してみると、最近の映画と比べて見劣りすることはありません。

それだけストーリーが良いのでしょう。

映像技術ではごまかせない、芯の部分がしっかりしています。

思い出補正も若干あるかもしれませんが。。。

そういう意味では、今の映画の中に映像の迫力だけで話題となっている作品があれば、10年後、20年後にさらに技術が発展したときには、きっと名作の呼び声はかからないと思います。

 

まとめ

長い年月が経ってもおもしろいと思える映画です。

だからこそ名作なのでしょう。

主役4人の関係性も素敵でした。

 

1996年3月20日公開

 

『ジュマンジ』シリーズ

2作目『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
3作目『ジュマンジ/ネクスト・レベル