ストーリー
かつてゲームのプレイヤーにマス目どおりの奇怪な現象をもたらしたボードゲーム『ジュマンジ』。
二度と使われないように隠されてきたゲームがテレビゲームに姿を変えて戻ってきた。
学校でトラブルを起こした罰として倉庫の掃除をしていた高校生4人が偶然見つけたテレビゲーム『ジュマンジ』をプレイしようとしてテレビに吸い込まれる。
気づけばゲームのキャラクターになっていた4人。
現実の自分にはできないことができるようになったことに驚きつつも、ゲームをクリアしないとこの世界から抜け出せないことがわかる。
何としてもゲームをクリアして現実に戻る。
その目的に向かって、最初は反発していた4人も少しずつ協力するようになり、徐々に絆が生まれていく。
感想
1996 年に公開されていた映画『ジュマンジ』の続編です。
だいぶ昔に見た『ジュマンジ』ですが、とてもおもしろい映画だったことは記憶に残っていました。
エンターテインメントとしてよくできていた映画だったので、今まで続編が無かったのが不思議なくらいです。
久しぶりに『ジュマンジ』というタイトルを見て、何とも言えない懐かしさを感じました。
今回はボードゲームではなくテレビゲームの世界へ。
今風に変化を遂げました。
ライフが限られているところなどはいかにもテレビゲーム仕様です。
その中でいかにゲームを攻略していくか。
4人のプレイヤーそれぞれにパラメータが設定されていて、得意なこと不得意なことがあります。
難関をクリアするためには、各プレイヤーの得意技を生かしていかなければいけません。
そこで協力することが、現実世界での関係性に影響を与えていきます。
笑いあり、そしてちょっぴり涙ありのおもしろい映画でした。
前作との比較
初代『ジュマンジ』とは似ているようであり、でも別物の映画のようでもあり。
今回はゲームの中に入り込むので、現実の世界に動物が現れたり洪水が起きたりしていた前作とはやはり違います。
また、プレイヤーの数は4人で同じであっても、前回は家族のような4人だったのに対して今回は高校生4人組。
でもそれぞれ、ゲームを通して現実の自分が成長したり4人の絆が深まっていくところは似ていて、伝えたいメッセージはそういうところにあるのかもしれません。
そして後から気づいたことですが、乗り越えなければならない壁である敵は同じヴァン・ペルトです。
前作の最後にヴァン・ペルトはゲームの中に閉じ込められたので、続いているとは言えます。
2018 年 4 月 6 日公開
『ジュマンジ』シリーズ
1作目『ジュマンジ』
3作目『ジュマンジ/ネクスト・レベル』