元特殊部隊員の主人公がサッカー観戦中にテロに巻き込まれる。
外部と遮断されてしまった状況で頼れるのは自分のみ。
大勢の命を救うため、1人でテロリストに立ち向かう。
ストーリー
元ネイビーシールズのマイケル・ノックス(デイヴ・バウティスタ)は戦友を戦死させてしまったことに責任を感じ、ロンドンにいる戦友の家族の元をよく訪れていた。
ある日マイケルは、戦友の娘であるダニー(ララ・ピーク)をフットボールの試合に連れて行くことになった。
しかしその試合が行われるスタジアムで異変が起こる。
テロリストに忍び込まれ、スタジアムは封鎖、通信も遮断されてしまったのだ。
着々と侵入が進められている中、はぐれてしまったダニーを探しに行ったマイケルは偶然テロリストに遭遇する。
特殊部隊での経験があるマイケルは遭遇したテロリストを一蹴。
いち早く異変に気づき外部に連絡するも、いたずらで処理されてしまった。
そこでマイケルは事態を収拾するため、1人でテロリストたちに挑む。
鉄板ストーリーの安心感
事件にたまたま居合わせた元スペシャリストが圧倒的に不利な状況の中、1人で事件解決に向けて動き出す。
よくある鉄板ストーリーですが安定感があるなと、この映画を見てあらためて思いました。
敵と主人公はまさに対照的。
周到に準備し、大人数で行動して目的を果たそうとする敵に対し、何の準備もなく、味方もいなくて1人で対抗する主人公。
予定になかった主人公の登場で当初の計画が崩れそうになるも主人公の弱点を見つけ利用しようとする敵と、そんな不利な状況さえも覆してしまうパワフルな主人公。
まだ水面下で密かに進んでいたテロリストの侵入にマイケルがたまたま気づいた序盤のシーン。
それこそ何の準備もないところを襲われそうになってもやり返す。
そして少しずつ敵を倒していくストーリーに、やはりこれだなと1人納得しました。
この映画はおそらくマイナーな作品でしょう。
でも鉄板のストーリーだとそんなことは関係なく楽しめます。
サッカー or フットボール
映画の舞台はサッカースタジアム。
この「サッカー」というワードを巡って、(ストーリーとは関係ありませんが)ちょっとした話がありました。
呼び方はサッカーなのか、フットボールなのか。
主人公はアメリカ人なのでサッカー派、舞台はイギリスなので周りはフットボール派。
呼び方はこっちが主流だという、軽い主張合戦が繰り広げられていました。
同じ英語を話す国であっても、アメリカとイギリスでは異なる点がちょこちょこある。
よく知られている話ですが、このサッカーとフットボールの呼び方もその1つです。
ちなみに日本はサッカーと呼ぶほうが一般的ですよね。
フットボールというと、やはりアメリカン・フットボール(アメフト)を思い浮かべます。
まとめ
まさしく王道中の王道のストーリーが展開する映画でした。
舞台は違っても、基本的な展開は同じ。
それでもやっぱり見てみたくなる安心感があります。
2019年4月12日公開