まさにアントニオ・バンデラスのためにあるような映画『セキュリティ』
元軍人の主人公が退役後に得たショッピングモールの警備の仕事でトラブルに遭遇する。
少女の口封じを画策する犯罪組織がショッピングモールに襲い掛かってきたのだ。
警備員の仲間とともに、極悪非道な犯罪組織から少女を守り切れるのか?
ストーリー
元海軍のエディ(アントニオ・バンデラス)はメンタルの問題から、退役後なかなか仕事を見つけることができなかった。
しかしようやく、ショッピングモールの夜間警備の仕事を得た。
勤務初日、ジェイミーという1人の少女がショッピングモールに逃げ込んできた。
そのあとすぐに父親を名乗る男が現れたが、異変を感じたエディは男を追い返した。
しばらくすると、男は仲間を連れて戻ってきた。
男は犯罪組織のボスであり、裁判で自分の立場を危うくする証言をしようとしていたジェイミーの口を封じようとしていたのだ。
事情を知ったエディはジェイミーを守るためにショッピングモールに立てこもることを決める。
そして警備員の仲間とともに、凶悪な犯罪組織に立ち向かう。
ショッピングモールを活かした戦い
アントニオ・バンデラスらしい、アントニオ・バンデラスのための映画でした。
情け容赦ない凶悪な犯罪組織を相手に、アントニオ・バンデラスが素人同然の警備員仲間とともに立ち向かう構図が良かったです。
プロvs素人であり、持っている武器も卑怯なまでに違う状況で、普通に戦うと圧倒的に不利です。
しかしそこはショッピングモール。
警備員仲間は戦闘については素人でも、ショッピングモールについては熟知しているプロです。
地の利を生かしたさまざまな工夫で互角の戦いを繰り広げます。
強力な武器に対して工夫で対抗するところも楽しいです。
弱いものが強いものを倒す。
スポーツの世界でいうところのジャイアントキリングの構図は、スポーツにしても映画にしてもやはり気分が高まります。
ショッピングモール
映画の舞台はショッピングモール。
アメリカのショッピングモールはとにかく大きいイメージがあります。
広くていろいろなものが置いてある。
だからこそ侵入者に対して、そこにあるものでさまざまな仕掛けを施すことができ、映画の舞台として適しています。
日本にもショッピングモールはありますが、アメリカのショッピングモールとイメージが異なる感じがあります。
日本だと郊外にあるアウトレットのほうが近いイメージです。
縦より横に平たく広がっている感じでしょうか。
↓ここに山口県のおすすめアウトレット・ショッピングモールがありました。
休日に買い物を楽しもう!山口県のおすすめアウトレット・ショッピングモール5選
地元なので見覚えのあるところが多いです。
まとめ
あまり有名な映画ではなかったかもしれません。
でも、アントニオ・バンデラスらしさが詰まった、おもしろい映画でした。
弱者が強者を返り討ちにする構図も良かったです。
2017年3月18日公開

