ストーリー
靴工場を経営している父を持つアラン・パリッシュが工事現場で音に導かれるようにして木の箱を見つけた。
その中にはジュマンジというすごろくゲームが入っていたので、アランの家で友だちのサラ・ウィットルと遊ぶことにした。
サイコロを振ると駒が勝手に動き始め、そしてアランの止まったマスで「ジャングルで待て」という指示が出た後、アランは突如としていなくなってしまった。
またサラも大量のコウモリに追われ、アランの家から逃げ出してしまった。
その 26 年後。
アランの失踪が原因で空き家となったパリッシュ家にジュディとピーターという姉弟が引っ越してくる。
そしてジュディとピーターが埃をかぶったジュマンジを見つけたとき、ゲームの続きが始まる。
感想
20 年という長い時を経て、続編が公開された『ジュマンジ』。
この第1作目は 1996 年に公開されました。
2018 年に公開されていた『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を見た若い人はきっとこの1作目を知らないことでしょう。
その当時に見たときもおもしろい映画だなと思った印象がありましたが、久しぶりに見てみて、やっぱりおもしろいなと思いました。
本当におもしろい映画というのは、時間が経っても色褪せないものです。
ジュマンジを始めたアランとサラ、そして 26 年後に続きを始めたジュディとピーター。
主役である4人の関係性が良いです。
ジュマンジのせいで人生を狂わされたアランとサラは見た目は大人でも中身は子供のままで止まっているようであり、始めはむしろジュディとピーターのほうがしっかりしているように見えました。
しかし現実と向き合うことでアランとサラは過去の呪縛を破り、まるでジュディとピーターの両親のような存在になりました。
エンディングもとても良かったです。
映像技術ではごまかせないストーリー
当時の最新技術を用いて製作されたという『ジュマンジ』。
さすがに今見ると、当然ですがその最新技術でさえ現在の映像技術からはだいぶ劣って見えます。
今の技術を使えば、映像的にはより完成度が高くなるのは間違いありません。
それでも映画全体を通してみると、最近の映画と比べて見劣りすることはありません。
それだけストーリーが良いということでしょう。
映像技術ではごまかせない、芯の部分がしっかりしています。
思い出補正も若干あるかもしれませんが。。。
今の映画の中に映像の迫力だけで何とかなっているかもしれない作品があれば、10 年後、20 年後により技術が発展したときには、きっと名作という呼び声はかからないと思います。
1996 年 3 月 20 日公開
『ジュマンジ』シリーズ
2作目『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
3作目『ジュマンジ/ネクスト・レベル』