飛行中の機内で届いた不審な脅迫メール。
捜査を始めた航空保安官。
しかしその行動は次々と裏目に出てしまう…
ストーリー
航空保安官であるビル・マークス(リーアム・ニーソン)が警備のため乗り込んだ飛行機。
その飛行機が離陸すると、ビルの携帯に不審なメールが届き始める。
「20分ごとに乗客を1人ずつ殺す。止めたければ1億5000万ドル払え」と。
ただのイタズラとも思えなかったビルは、犯人を捜すために機内で捜査を始めた。
しかし、そんなビルを嘲笑うかのように機内で1人ずつ殺されていく。
しかも乗客の疑いの目がビルに向き始める。
「あいつがテロリストじゃないのか?」と。
いろいろな事実がビルの疑いを少しずつ濃くしていく。
はたしてビルは無実なのか、犯人は誰なのか?
逃げ場のない飛行中の飛行機の中でビルは追い詰められる。
リーアム・ニーソンにぴったり
リーアム・ニーソン主演がまさにぴったりの映画でした。
主人公は心に何かを抱えていて、その影が見え隠れする。
事件が起きてそれを払拭しようとするも、逆にそれに足を引っ張られて思うようにいかない。
こういう役どころはリーアム・ニーソンの右に出る人はいないのではないでしょうか。
手に汗握る緊迫感
内容も、とても緊迫感があって、おもしろかったです。
やっぱりこういうストーリーが好きだなと思いました。
飛行中の機内という逃げ場のない中であらゆる手を尽くして犯人捜しをするも、それがことごとく裏目に出て、どんどん追い詰められていくビルの様相は鬼気迫るものがありました。
追い詰められていく内容がよくできていました。
撮り方もあってか、途中からは機内にいるすべての人間が怪しくも思えてきました。
最後まで手に汗握る、よい映画でした。
後に公開される『トレイン・ミッション』は舞台を飛行機から電車に変えたもので、展開はよく似ています。
それもそのはず、監督と主演が同じコンビですから。
飛行機や空港が舞台の映画
子供の頃から乗り物が好きでしたが、中でも飛行機は乗る機会が少なく、また未知のことが多いので、憧れを抱いたものでした。
飛行機あるいは空港に関する仕事にはとても興味があります。
そんなこともあってか、飛行機や空港が舞台の映画は気になります。
古いところでは『エアフォース・ワン』や『コン・エアー』が強く印象に残っています。
まだそんなに映画に興味を持っていない頃に見た数少ない映画として記憶に残っています。
邦画だと、矢口史靖監督の『ハッピーフライト』は航空関係の仕事の一端が垣間見えて楽しい映画でした。
あと三谷幸喜監督の『大空港2013』は空港を舞台にしたワンカットドラマで、その作りもあってとてもおもしろかったです。
まとめ
日頃の行いのせいか、犯人探しをしているはずが犯人と疑われてしまう主人公。
それにイライラして追い詰められていくところはまさに犯人の思う壺。
いつも疑われがちなリーアム・ニーソンらしい役どころでした。
2014年9月6日公開