これまでの人生で後悔している選択はありますか?
そのとき別の選択肢を選んでいたら、はたして今よりも良い人生になっていたでしょうか?
そんなことを考えさせられる映画です。
ストーリー
恋人のジュリー(エリカ・デュランス)の誕生日を祝うため、友人たちとドライブに出かけていたニック(エリック・ライヴリー)。
しかしタイヤが突然パンクし、大型トレーラーと衝突した結果、ニックを残して全員他界してしまった。
事故から一年たったある日、ニックがジュリーたちの写真を見ていたところ、激しい頭痛と目眩に襲われる。
そして気づいたとき、ニックはあの日の運転席にいた。
とっさにハンドルを切り、大型トレーラーとの衝突を免れたニックは、過去を変えることに成功した。
喜ぶべきことだったはずなのに、過去が変わったことで未来が変化し始めた。
ハッピーエンドを目指し、ニックは何度も過去に戻ることになる。
本当に良くなるのでしょうか?
わずかな影響が大きな違いをもたらすバタフライ・エフェクトをモチーフにした映画の2作目です。
あのときあちらを選択しておけば、今こんなことになっていないはず。
過去に戻れるものならば、もう一度やり直したい。
誰もが一度は夢見たことがあるような話です。
それでも結局は何が正解かわからないもの。
別の道を選択したときに、今より良くなっている保証はありません。
もしかしたら、その道でも同じことを考えているかもしれません。
確認する術はありませんが、すこし見てみたい気はしますけどね。
起きていることはすべて正しい
いろいろな受け止め方ができるこちらの言葉。
境遇によって、納得できる人もいれば納得できない人もいるでしょう。
ただ、いくら過去を悔いても、もはや現状は変わりません。
別の選択をしていれば理想的だったかもしれない自分を想像しても仕方のないこと。
現状のありのままを受け止めることは大切です。
そして今、何ができるのか。
これからより良い方向へ向かっていくために、それをしっかり考え、実行していくことが求められます。
まとめ
みんなを助けられるなら、と思って過去の選択肢を変える主人公。
しかし一度それをしてしまうと、何か良くないことが起これば、また戻って別の選択肢を選ぶループに入ってしまいます。
そうなると、何がベストなのか、わからなくなりそうです、まさにこの映画のように…
2007年10月13日公開
『バタフライ・エフェクト』シリーズ
1作目『バタフライ・エフェクト』
3作目『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』