2007年 公開映画

秘密に秘密を重ねて火消しに躍起になる『ボーン・アルティメイタム』

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ストーリー

CIAのトレッドストーン計画から生み出されたジェイソン・ボーン。

記憶喪失になったことでCIAから消されそうになるが反撃し、姿を消した。

事態を収拾したいCIAは責任者を殺害し、計画を闇に葬った。

しかし、新聞記者ロスがトレッドストーン計画の情報を嗅ぎつけたことで、再び計画が明るみに出そうになった。

ボーンもまた情報に興味を持ち、ロスへ接触を試みる。

図らずもCIAとボーンが相まみえることになったが、CIAはロスを殺害し、情報を封じ込めることに成功した。

ロスの死の直前、新たな「ブラックブライアー作戦」の情報を得たボーンは黒幕を追い始めた。

ニッキーと合流したボーンは関係者を探すが、CIAも刺客を送り込み、ここに証拠の確保と隠滅のせめぎ合いが始まる。

 

感想

1つの嘘(秘密)を守るために別の嘘(秘密)を作る。

それが繰り返されるたびに事態は大きく膨らんでいく。

結局、最初の段階で嘘(秘密)を認めておけば被害は最小限だったのに。

そんな話は日常生活でもよくあることです。

 

CIAが秘密裏に進めていたトレッドストーン計画。

ボーンが記憶喪失になった事件から秘密が表沙汰になることを恐れて、CIA は証拠隠滅を図ります。

しかしその裏で、また別の「ブラックブライアー作戦」が姿を現します。

トレッドストーン計画を覆い隠すかのようなブラックブライアー作戦。

そして関係者はさらに大物に。

事態を収拾するために罪を重ねた結果、かえって騒動は大きくなり、犠牲者も増えていく。

その典型ともいえる3作目でした。

 

極秘情報を完璧に封じ込めることは難しい。

だからこそ初期段階でやめておけばよかったのに。。。

あとから見ればそうですけど、事態の真っ只中にいるときは必死ですからね。

日常生活での自身の行動も振り返っておかなければ。

 

登場人物の整理(3作目まで)

この3作目ではCIA側の主要な登場人物が変わったのでまとめておきます。

ネタバレにつながりますのでご注意を…

ジェイソン・ボーン
主人公。記憶が戻るにつれ、自らが関わってきた計画の全容が明らかになってくる。

ニッキー・パーソンズ
CIA局員。ボーンとの関わりが多く、存在感を増していく。

パメラ・ランディ
CIAの内務調査担当。組織のやり方に疑問を感じ、疑いの目を向ける。

ノア・ヴォーゼン
ブラックブライアー作戦を指揮したCIA作戦部長。執拗にボーンを追い回す。

アルバート・ハーシュ博士
トレッドストーン計画を生み出した研究施設の管理者。

ニール・ダニエルズ
CIAマドリッド支局長。トレッドストーン計画でボーンを訓練した。

クレイマーCIA長官
ブラックブライアー作戦の総責任者。

 

まとめ

 

2007年11月10日公開

 

『ボーン』シリーズ

1作目『ボーン・アイデンティティ-
2作目『ボーン・スプレマシー
4作目『ボーン・レガシー
5作目『ジェイソン・ボーン