アメリカ同時多発テロの首謀者であるオサマ・ビンラディン。
10年間追い続けた行方を遂に掴み、襲撃のときを待つ。
その軌跡を描いた映画です。
ストーリー
アメリカ同時多発テロから10年。
特殊任務を担うネイビーシールズのエリート集団「チーム6」はテロの首謀者であるオサマ・ビンラディン襲撃のときを待っていた。
情報が錯綜する中、不確かな情報をもとに基地周辺を捜索しているときに、リーダーのスタナー(カム・ジガンデイ)が何者かに撃たれてしまう。
敵を捕らえなんとか何を逃れたが、真のターゲットであるオサマ・ビンラディンの影はすぐそこまで迫っていた。
執念の追跡によって確証を掴んだCIAは、チーム6にオサマ・ビンラディンのアジトへの攻撃を命令する。
遂にやってきたそのとき。
過酷な訓練に取り組んできたチーム6が、最も危険で不可能と言われていた作戦に立ち向かう。
実話に基づいたストーリー
戦争ものの映画です。
日本の劇場では未公開だったようです。
実話を基に製作されたこちらの映画。
戦争もので実話となると、やはりアメリカ同時多発テロに関連するものが多くなります。
その当時であったり、その後日談であったり。
ニュースで見る映像に近いものがあるので、現実を感じさせられます。
実話に基づいたストーリーは、よく知らなかったことを知る上で役に立ちます。
一方で、製作陣の思惑などが演出に反映されるでしょうから、どこまでが真実なのか気にしておく必要はありそうです。
ネイビーシールズから選び抜かれた精鋭
映画の主役は、アメリカ海軍の特殊部隊であるネイビーシールズ。
ネイビーシールズは8つのチームに分かれて編成されていて、それぞれ「チーム○(数字)」と呼ばれているそうです。
その中でも「チーム6」は対テロリスト特殊部隊であって、DEVGRUという名称が付いています。
きっとネイビーシールズの中からさらに選び抜かれた精鋭なのでしょう。
ネプチューン・スピア作戦
この映画の基になっている作戦はネプチューン・スピア(海神の槍)作戦と呼ばれているそうです。
そして、オサマ・ビンラディンのコードネームは「ジェロニモ」。
こういう作戦の対象もそうですし、たとえばシークレットサービスが大統領を指す言葉もそうですが、ふつう名前は呼ばないですね。
作戦が行われたのは2011年5月2日。
アメリカ同時多発テロから実に10年も経過していました。
Wikipediaを読んでいると、1人の人物を見つけることの難しさと、それでもやり遂げる執念を感じました。
この映画に関連して『ゼロ・ダーク・サーティ』という映画がよく出てきます。
同じテーマのようなので、いつか見てみようかと思います。
まとめ
アメリカ同時多発テロから10年経って、ようやく見つけたターゲット。
間違いがないかの慎重な姿勢と、絶対に逃がしてはならないという決意が緊迫感をともなって描かれていました。
また、選び抜かれた精鋭たちの思いも伝わってきました。
2012年11月4日公開(日本未公開)