アメリカ同時多発テロ直後の危険な任務。
圧倒的な人数の差に最新鋭の兵器。
不利な状況を覆すのに必要だったのは馬でした。
ストーリー
2001年9月11日のその翌日、ミッチ・ネルソン大尉(クリス・ヘムズワース)は最も危険な対テロ戦争の最前線部隊に志願し、特殊作戦の隊長に任命される。
わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍(ナヴィド・ネガーバン)と手を結び、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧する任務を言い渡される。
だが、現地に着いた彼らに、次々と予期せぬ危機が襲いかかる。
部隊の人員12人に対して敵の数は5万人。
しかも彼らは米兵の首に高額の懸賞金をかけていた。
最新鋭の兵器さえ扱うタリバンに対し、険しい山岳地帯で勝利を収めるための鍵はまさかの馬。
現代の戦いに騎馬隊で挑んだ彼らの運命はどうなるのか?
最高機密の作戦
アメリカ同時多発テロの直後にアフガニスタンで行われた任務を描いた映画です。
特殊部隊の最高機密とも言える作戦が書籍として出版され、それが映画化へつながりました。
多くの人に多大な影響を与えたアメリカ同時多発テロ。
思うところは人それぞれだったと思います。
この映画で描かれている特殊部隊の12名も然り。
危険な最前線での任務にも関わらず志願します。
並々ならぬ覚悟を持っていたことでしょう。
騎馬隊の復活
この映画で興味深いのは、ホース・ソルジャーというだけあってやはり馬が活躍するところです。
最新の兵器を扱えるはずの特殊部隊が最後に頼りにしたのは馬。
一昔も二昔も前に活躍したであろう騎馬隊が、現代のテロとの戦いで復活したわけです。
そしてその扱い方次第で、最新兵器を扱う敵さえ駆逐してしまいます。
限られた時間、限られた物資、そして限られた仲間という状況にあっても怯まなかった12人の隊員の気持ちが道を切り開いたのでしょう。
2001年9月11日
あの日、私は何をしていたのか。
立て続けにアメリカ同時多発テロに関連した映画を見たので思い出されます。
当時は修士課程の1年生でした。
研究室に所属していたので、そのときも研究室にいて実験をしていました。
そして研究室のパソコンで、インターネットのニュースを見て最初の一報を知ったように記憶しています。
ただあまりにも現実感がなく、事の重大さも認識できないままに帰宅したような気がします。
翌日になってようやく、現実を理解したのではないかと思います。
あの日からさらに20年近く人生を過ごしてきたわけですが、この日と東日本大震災の日は特に衝撃を受けた日でした。
直接的に被害を受けたわけではありませんが、心に深く刻まれています。
まとめ
最新鋭の兵器 vs 馬。
どう考えても不利と思われる中で戦い抜いた12人。
現代に蘇った騎馬隊です。
2018年5月4日公開