スパイと一般女性の運命の出会い。
…のはずが、トラブルに巻き込まれ、女性はあちこち引きずりまわされることに。
トム・クルーズがスパイ役の鉄板映画です。
ストーリー
妹の結婚式に出席するため飛行機に乗った女性ジューン(キャメロン・ディアス)の前に現れた謎の男性ロイ(トム・クルーズ)。
運命の人に出会ったと思ったジューンだったが、実はロイはCIAで活動していたスパイ。
同じ飛行機に乗り合わせた他の乗客や乗務員は、裏切り者のロイを始末しにきたCIAの関係者だった。
両者の戦いの混乱でパイロットまでいなくなってしまったが、代わりにコクピットに座ったロイは農地へ飛行機を不時着させる。
騒動に巻き込まれたジューンは気付いたら自宅に戻っていたが、CIAから事情聴取を受ける。
ロイは裏切り者だと聞かされたものの、いつのまにかジューンはロイと行動をともにすることになる。
コメディ寄り?
トム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演して話題になった映画です。
ちなみに英語だと『Night and Day』ではなく『Knight and Day』。
わかりやすくて、おもしろい映画でした。
シリアスというよりも、ややコメディ寄りなところがあります。
笑えたのは、ロイによるジューンの扱い方。
ジューンは一般人なので、当然のことながら武器の扱いや戦いに慣れておらず、実は足手まとい。
敵に囲まれたりすると、なぜかロイから変な薬を渡されます。
これを飲むと気を失ってしまい、ふと目を覚ますとロープで吊るされたロイが視界に入り、また気を失って目を覚ますと今度は飛行機に乗っていて、そして気付いたら無人島にいる。。。
要はロイが気を失ったジューンを連れて逃げ回っているわけです。
いろいろなところへ逃げている様子がちらちらと挿しこまれるシーンがおもしろかったです。
それにしても、トム・クルーズはあいかわらずカッコいいです。
こういうスパイ役は『ミッション:インポッシブル』シリーズに代表されるように鉄板ですね。
共演
トム・クルーズとキャメロン・ディアスはこの作品の前に『バニラ・スカイ』で共演していました。
『バニラ・スカイ』を初めて見たときはその複雑さと結末の意外性に混乱した印象があります。
今回の映画で気を失うシーンが多いのは『バニラ・スカイ』を意識しているところがあるそうです。
共演した2人の役の関係性で言うと、キャメロン・ディアスは、トム・クルーズとペネロペ・クルスの仲に嫉妬する、怖い女性の役でした。
それに比べると今回のジューン役はおもしろい感じになっています。
まとめ
スパイものとはいえ、思ったよりもコメディ色が強かったです。
そして、トム・クルーズとキャメロン・ディアスの豪華主役陣はやはり強い。
とても印象に残る映画でした。
2010年10月9日公開