超一流のスナイパーに罪を擦り付けるとどうなるか。
絶対にしてはいけません。
この映画を見ればよくわかります。
ストーリー
アメリカ海兵隊のスナイパーであるスワガー(マーク・ウォルバーグ)は秘密作戦中に味方から見捨てられ、友人の観測手を失い、失意から軍を離れていた。
そこへ政府関係者が訪ねてきて、大統領暗殺計画を阻止してほしいと頼まれる。
愛国心から、もう一度だけ現場に戻ることにしたスワガー。
スナイパーとして大統領を狙うならどこに構えるか入念にチェックし、政府関係者に情報を提供した。
そして当日、スワガーも現場で状況を確認していたところ、警官から突然撃たれてしまう。
一命は取り止め逃げ出したものの、大統領暗殺犯として追われる立場になる。
罠に嵌められたスワガーは無実を証明するため、そして罠に嵌めた人物たちに復讐するため、スナイパーとして培ってきた能力をもって反撃する。
敵に回してはいけない
圧倒的なプロフェッショナル感が好きで、この手の映画をよく見ます。
この映画の主役は超一流のスナイパー。
まさに極限の職人技が見られました。
最後の場面、雪山でのスナイパー同士の駆け引きがたまらなくカッコよかったです。
優れた能力や技術を有する人物は、味方にすれば心強いですけど、敵に回すとこれほど怖いものはありません。
間違っても濡れ衣を着せようなんて考えてはいけません。
そして警戒心の高さゆえか、先の先まで読んだ行動をします。
保険をかけているわけです。
そのことが濡れ衣を払いのける役割を果たしました。
結局は水戸黄門?
こういう映画の最後はやはり、悪人を成敗してくれなければモヤモヤします。
なんだかんだ結局は水戸黄門的な予定調和を求めているのでしょう。
この映画、後にドラマが作られています。
見てみたいのですけど、まだAmazonでも購入しないといけないみたいです。
いつかPrime Videoで視聴できることを期待しています。
スポッター
スナイパーが登場する映画を見ていると、2人1組であることが多いです。
銃を構えるスナイパーの横にいるのは観測手と呼ばれる人です。
その役割は、敵との距離や風向きなどの状況を伝えることのようです。
長距離の射撃では、それらの情報が弾に与える影響さえ考慮しなければならないのです。
そうやって考えると卓越された技術なんだなと感じます。
観測手はスポッターとも呼ばれます。
スポッターといえばIndyCarが思い出されます。
オーバルコースで、ドライバーの周りの状況を教える、とても大事な役割です。
またラリーカーでも、ドライバーの横に座ってコースの指示を出すコ・ドライバーがいます。
共通点は、メインの仕事に集中させるためにその他の仕事を引き受ける役割ですね。
まとめ
超一流のスナイパーに悪が成敗される。
そんなわかりやすいストーリー。
悪人の末路は悲惨です。
2007年6月1日公開