麻薬捜査を描いた映画です。
凶悪な組織と対峙するには過激な捜査もやむなし?
そのボーダーラインはどこにあるのでしょうか。
ストーリー
誘拐事件の捜査を担当していたFBI捜査官ケイト・メイサー(エミリー・ブラント)は、容疑者を追い詰めたものの、仕掛けられていた爆弾により仲間を失った。
失意のもと、ケイトは誘拐事件の主犯である麻薬カルテルのボスの捜査に参加することに決めた。
ケイトは汚れた仕事を専門とするマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)のチームに加わり、メキシコとの国境へ移動する。
そこで、マットのパートナーであるアレハンドロ・ギリック(ベニチオ・デル・トロ)が加わり、メキシコへ渡った。
そこで行われたのは違法とも言える過激な捜査。
いくら主犯を追い詰めるためとはいえ捜査のやり方に疑問を感じながらも、ケイトは危険と隣り合わせの最前線の現場に身を置き続ける。
重たい映画
この映画を知ったのは、次作の『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が公開されていたのがきっかけです。
予告は目にしていましたが第一印象では惹かれず、そのときは見ることはありませんでした。
再び目にしたのはAmazon Primeで映画を探していたとき。
今の状況では自宅で映画を見るしかなく、何かないか探しているときに『ボーダーライン』が目に入りました。
やっぱり気乗りはしませんでしたが、物は試しで見てみました。
麻薬組織の捜査に関わるストーリーで、全体的に重苦しい雰囲気でした。
実際の捜査がどんな感じなのかわかりませんが、街のあちこちで銃撃戦が繰り広げられる様は現実に近いのでしょうか。
私はCIAやFBIなど特殊部隊が出てくる系の映画をよく見ます。
現実に存在する組織ではあるものの、映画を見ていると何となく現実から遠い世界のように感じます。
しかし、『ボーダーライン』のような映画は現実に近いような感じがして、それがなかなか見る気にならなかった要因なのだろうと思います。
アメリカとメキシコの国境
この映画のボーダーラインとはアメリカとメキシコの国境のこと。
海に囲まれている日本に住んでいると、陸続きの国境をイメージすることは難しいです。
メキシコと接しているアメリカの州はカリフォルニア州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州の4つ。
その国境には実際にフェンスが設けられているとのこと。
とは言っても、国境全体にわたって物理的なフェンスが設置されているわけではないようです。
この壁は一続きの構造物ではなく、比較的短距離の物理的な壁およびフェンスの総称であり、物理的な壁が設置されていない区間にはセンサと監視カメラのシステムによる「仮想フェンス」が敷かれ、国境警備隊によってモニタリングされている。
メキシコとアメリカの壁-Wikipediaより引用
まとめ
アメリカとメキシコの国境で繰り広げられた戦い。
その在り方に悩む主人公。
何とも重たい映画でした。
2016年4月9日公開
『ボーダーライン』シリーズ
2作目『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』