人口増加で生じるさまざまな問題は人間が小さくなって解決してしまう。
そんな斬新な発想がテーマの映画です。
はたして小さな世界で待ち受ける運命とは?
ストーリー
人口増加にともなう課題は人間のサイズを小さくすることで解決する。
そんな嘘のような話を現実にする方法が発見され、身長13cmの小型サイズで生活する人たちが現れはじめた。
必要な土地は少なく、ごみは大幅に減る。
普通サイズの世界では収入が低くても、小型サイズの世界では大金持ちになれる。
いいことづくめの小さな世界に憧れ、そちらの世界へ飛び込むことを考える人も増えてきていた。
冴えない生活を送っていたポール(マット・デイモン)もまた、二度と元のサイズには戻れないリスクを受け入れ、妻とともにダウンサイズすることを決意した。
無事ダウンサイズに成功し、ポールは妻と幸せな生活を送るはずだったが…
斬新な発想
この映画の予告を見たとき、コンセプトがおもしろいな~と思って気になっていました。
身長13cmの世界。
それで人口増加の問題を解決するという発想がまったくありませんでした。
そもそも、そういう技術はありえないと思っていたからでしょうか。
ただ、13cmの世界でも、いずれは人口増加の問題がやってくるかもしれませんが。
もう少し生かしてほしかった
予告から想像していたほどコメディー成分は多くなかったです。
そのあたりはちょっと想定外でした。
映画の前半で、ポールがダウンサイズするところまではとてもおもしろかったです。
現実離れした世界が映像になっているのはワクワクするものです。
一方で、ダウンサイズ後の生活を描いた映画の後半は微妙でした。
ダウンサイズというコンセプトがあまり生かされていないように感じましたし、洋画独特の思想的な話もあって苦手なパターンでした。
もうちょっと小さい世界ならではのストーリーが見たかったです。
もしも身長が13cmになったら
映画の中ではダウンサイズした人たちが暮らすコミュニティがあり、身のまわりのものも小型化した中で暮らしていました。
しかし、もし通常サイズの世界で暮らすとどうなるでしょうか。
13cmはスマホと同じくらいの大きさです。
その視点に立って想像してみましょう。
いま目の前にパソコンがあります。
ここに映画を映すとちょっとした映画館並みになります。
お風呂はプールに変身しますね。
でも最初に思ったのは、相対的に周りのものが大きくなることです。
特に生き物系が巨大化すると、命を狙われる天敵になってしまいます。
虫など通常サイズでも苦手なのに、それが巨大化して目の前に現れると思うとゾッとします。
どうせならすべてがダウンサイズしてほしいものです。
まとめ
こんな技術があったとして、自分は小さくなることを選ぶかどうか。
一方通行なのがリスク高すぎます。
あなたならどうしますか?
2018年3月2日公開