2013年 公開映画

トム・クルーズが得意とする世界観が広がる『アウトロー』

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ストーリー

白昼に起きた銃乱射事件。

5人が犠牲となったこの事件の容疑者は元米軍のスナイパー。

前科があるこの男が犯人で決まりと思われたが、男は何も語らず、ただ「ジャック・リーチャーを呼べ」とだけ紙に記す。

ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は元米軍の秘密捜査官だった男。

容疑者とは因縁があり、呼ばれるまでもなく自らやってきたリーチャーは、弁護士のヘレン・ロディン(ロザムンド・パイク)と協力して独自の捜査を始めた。

そして捜査の中で、事件の矛盾点に気づき始める。

しかも真実に近づこうとすると、何者かに命を狙われそうになる。

陰謀が渦巻く中、はたしてリーチャーは真実に辿りつけるのか?

感想

トム・クルーズ主演の映画です。

代表作はそれこそたくさんあるトム・クルーズですが、この映画もトム・クルーズらしい内容した。

『ミッション:インポッシブル』シリーズに近いでしょうか。

超優秀な秘密捜査官だったジャック・リーチャー。

その能力により、ちょっとした違和感から矛盾点に気づき、徐々に事件の核心に迫っていきます。

そのせいで命を狙われそうになっても何のその。

そこはトム・クルーズですから、そんなに簡単にはやられません。

映画全体がアクション全開というわけではありません。

前半はむしろ静かに、淡々と事件の捜査が進んでいました。

そして後半になって事件の真相が明らかになってくると、いよいよ敵との対決でアクションシーンが激しくなっていきました。

真実にたどりつくまでの推理の道筋もよくできていましたし、程良く意外性もありました。

全体を通して緊迫感に包まれた良い作品でした。

それにしても、歳を重ねてもあいかわらずトム・クルーズはかっこいいですね。

アウトロー

この映画のタイトルであるアウトローとはどういう意味でしょうか。

法の保護や秩序の外にある者。無法者。

アウトロー-goo国語辞書より引用


英語では「outlaw」。

法律(law)の外(out)ということで、やはり無法者やならず者という意味です。

たしかに映画の主人公であるジャック・リーチャーは法の外にいる人物ではありますが、アウトロー感はあまり無かったです。

アウトローというともうちょっと泥臭いイメージなので、そういう意味では少しスマートすぎたのかもしれません。

そもそも映画の原題は『Jack Reacher』ですから、アウトロー感が無くても問題ありませんが。

一方で、ジェラルド・バトラー主演の『ザ・アウトロー』はアウトロー感が満載です。

2013 年 2 月 1 日公開

『ジャック・リーチャー』シリーズ

2作目『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK