2013年 公開映画

エンタメとしての映画の楽しさが詰め込まれた『グランド・イリュージョン』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

壮大なイリュージョンを仕掛ける、フォー・ホースメン。

その規模はどんどん大きくなっていく。

彼らの目的は一体?

ストーリー

マジシャンのダニエル・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)をリーダーに組まれたイリュージョニストグループ「フォー・ホースメン」。

彼らはラスベガスから遠く離れたパリの銀行のお金を盗むというイリュージョンを仕掛け、見事に成功させる。

お金を奪ったことでFBIに逮捕されるものの、どうやって盗んだのかはわからず、終いにはイリュージョンでやり返される始末。

何としても彼らの尻尾を掴むため、FBI捜査官のディラン・ローズ(マーク・ラファロ)はマジックの種明かしを専門に行なっているサディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)に協力を依頼。

そしてフォー・ホースメンを追い詰めようとするも、第2、第3のイリュージョンが仕掛けられる。

彼らの真の狙いは何なのか?

 

ザ・エンタメ映画

とてもおもしろい映画でした。

第1のイリュージョンである、銀行のお金を盗むシーンが映っている予告だけでワクワクさせられます。

華々しい感じがザ・ハリウッド映画だなと思わせられます。

 

マジシャンのダニエルを筆頭に、催眠術が得意なメリット、脱出が得意な紅一点ヘンリー、そして若くも実力があるジャック。

これら癖のあるフォー・ホースメンを相手にするのは、彼らを捕まえることに執着しているFBI捜査官ディランと、マジックを見破ることに懸けているサディアス。

フォー・ホースメンに資金援助しているお金持ちのアーサーを含め、個性的なキャラクターたちにも注目です。

 

映画の中で仕掛けられたイリュージョンは全部で3つ。

単にイリュージョンの種明かしをするだけではなく、もっと奥深くに隠されたストーリーが進行しています。

映画自体がイリュージョンになっている感じでした。

最後には意外性もあり、エンタメとしての映画の楽しさが詰まっている作品でした。

 

フラッシュペーパー

私自身はマジックを見ることはあってもすることはなかったので詳しくありませんが、マジックをするのにもいろいろな道具があります。

その中の1つに、映画でも登場するフラッシュペーパーがあります。

フラッシュペーパーとは、火をつけるとサッと燃えて、跡を残さず無くなってしまう紙のこと。

マジックで目にすることも多いです。

マジック専用の道具ですし、特殊なものなのだろうと思っていましたが、素人でも簡単に手に入るようです。

Amazonでも普通に販売していました。

使おうと思えば誰でも使える道具です。

 

あとはいかにそれをうまく使っていくか。

やはり道具があるだけではダメで、演出の1つとして取り入れて誰もが驚くようなトリックを仕掛ける、それが腕の見せどころなのでしょう。

 

まとめ

映像の華々しさしかり、ストーリーの展開しかり。

これぞエンタメ映画だなと思える作品でした。

楽しさは続編に引き継がれます。

 

2013年10月25日公開

 

『グランド・イリュージョン』シリーズ

2作目『グランド・イリュージョン 見破られたトリック