シリーズ2作目。
変装の使いどころがポイントの作品です。
ジョン・ウー監督だからか、シリーズの中では少し毛色が違います。
ストーリー
危険なキメラウィルスとその治療薬であるベレロフォンを飛行機で運ぶ博士の護衛を務めることになったイーサン・ハント(トム・クルーズ)。
しかしこのイーサンはショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)が変装した替え玉。
ショーンはベレロフォンを奪って部下と脱出後、飛行機を墜落させた。
休暇中だったイーサンはキメラウィルスとベレロフォンを奪い返すミッションを受ける。
ショーンの元恋人であるナイア・ホール(タンディ・ニュートン)をスパイとしてショーンの元へ送り込み、キメラウィルスを拡散させようとするショーンの企みを知る。
そこでイーサンはキメラウィルスを死滅させようとしたが、ショーンの待ち伏せに合い、そして最悪の事態を招くことになる。
少し毛色が違うシリーズ作
シリーズ2作目です。
このあとまだまだ続いていくシリーズの中で、この2作目だけテイストが違うように感じます。
それはきっと、ジョン・ウー監督のカラーが押し出されているから。
3作目以降も監督は変わっていますが、やはり2作目だけ独特です。
変装の使いどころ
この映画のポイントは「変装」です。
ショーンによるイーサンの変装に始まり、ポイントポイントで変装があり、それがストーリーに大きな影響を与えていきます。
(よくよく考えたら、どのシリーズ作品も変装が出てきていましたね)
マスクと変声機で本人になりすませてしまう。
本当にこんなものがあると、陰口はあっというまにばれてしまいます…
自分勝手の極み
自分たちが治療薬を開発済みだからといって、ウィルスをばらまいて治療薬を売って儲けようという考えはほんとに恐ろしいものです。
ましてや今は新型コロナウィルスの影響真っ只中にありますから考えたくもありません。
ミル姉さんの教え
ジョン・ウー監督の名前を聞いたことがある方は多いと思います。
この映画の他にも『レッドクリフ』や『フェイス/オフ』など有名な映画の監督をしています。
その独特な表現手法もまた有名です。
戦いのシーンで白い鳩が出てくるとか、スローモーションのシーンが出てくるとか、聞くと「たしかに」と思うものがあります。
このことを初めて知ったのはバラエティ番組『笑う犬』でした。
ウッチャン演じるミル姉さんのコントで、「映画一口メモ」というコーナーがありました。
ここでジョン・ウー監督作品の特徴を挙げていたことで知りました。
ミル姉さんのコントの中でも、すごく印象に残った場面でした。
この映画でも白い鳩が出てくるので、そこにも注目してください。
まとめ
シリーズの中では異色と言えます。
他は何となくつながっている感じがありますので。
これはこれでおもしろいことは間違いありません。
2000年7月8日公開
『ミッション:インポッシブル』シリーズ
1作目『ミッション:インポッシブル』
3作目『ミッション:インポッシブル3』
4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
7作目『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』