1993年 公開映画

テーマパークだけの話にしてほしい、恐竜が蘇った世界『ジュラシック・パーク』

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恐竜を蘇らせた世界。

そのアドベンチャーワールドに足を踏み入れる勇気はありますか?

私はありません。。。

ストーリー

生物学者グラント(サム・ニール)と古代植物学者サトラー(ローラ・ダーン)は、大富豪ハモンド(リチャード・アッテンボロー)がコスタリカ沖の孤島に建設した施設に招待される。

そこは、遺伝子工学によってDNAからクローン再生された恐竜たちが生息する、究極のテーマパークだった。

グラントとサトラーは蘇った恐竜たちに感動しつつも、同じく招待されていた数学者マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)とともにその危険性を懸念していた。

ハモンドは安全性を強調し、グラントたちとハモンドの孫の2人の子供たちはテーマパークのツアーに出かける。

しかしトラブルが重なって、グラントたちはパーク内で孤立してしまう。

そこへさらに嵐がやってきて、ついに檻から解き放たれた恐竜たちはグラントたちに襲い掛かる。

 

あとに続くシリーズの始まり

後に5作品も続くことになる大ヒット作、その始まりの1作です。

シリーズは大きく『ジュラシック・パーク』と『ジュラシック・ワールド』にわかれますが、最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』ではそれらが融合されます。

それぞれの主な登場人物が交わるのも見どころとなっています。

それを楽しむためにも、1作目から見ておきたいところです。

 

いま見ても映像にそれほど遜色はありませんでした

昔と今を比べると、撮影技術は格段に向上しています。

古い映画を見るときに少し気になるのはその点です。

当時は画期的であっても、もはや過去の遺産、なんてことも。

それは致し方のないことですけど。

でもシリーズの1作目である本作は、30年近く前の作品とはいえ、そんなにがっかりすることもなく見ることができました。

もちろん映像の綺麗さは最新作には敵いませんが、ストーリーがしっかりしていると映画は十分に楽しめます。

 

コップの水が揺れるあの有名なシーン

名作には印象に残るシーンがあるものです。

『ジュラシック・パーク』といえば、コップの水が揺れるあのシーンが有名です。

トラブルでパーク内に取り残された主人公たち。

そこへ少しずつ近づいてくる恐竜の恐怖感が見事に表現されています。

間接的でもその存在をはっきりと示す、素晴らしい表現でした。

シリーズの他の作品でも、このシーンをモチーフにしたような場面が見られます。

 

恐竜に襲われるシーンはわりと目を覆いたくなります

アドベンチャー風な作品でもあるため、恐竜が出てくるとはいえ子供でも楽しめそうな雰囲気があります。

しかしそこは恐怖を植え付ける映画。

恐竜に襲われた人々の末路はなかなか直接的で悲惨な描かれ方をしているので、やや注意が必要です。

 

結局エラーは人が生み出すもの

危険な恐竜を蘇らせるために、万が一のことが起こらないように対策を施したはずのパーク。

しかし絶対ではなかったのは映画のとおり。

想定を超えた変化があったこともありますが、どちらかというと管理している人間側のさまざまな感情から生まれたトラブルが大きな要因となってしまいました。

あるいは、もしそのトラブルがなければ、パークは安全に管理され、成功を収めたでしょうか。

結局いつかは問題が起きたかもしれません。

ちなみに、このトラブルに遠いところで関わったドジスンは最新作で再登場します。

 

まとめ

シリーズを見るときは1作目から。

特に最新作では、この1作目と関わりが深いので要チェックです。

思ったほど古びた印象はないので楽しめるはずです。

 

1993年7月17日公開

 

『ジュラシック・パーク』シリーズ

2作目『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
3作目『ジュラシック・パークⅢ
4作目『ジュラシック・ワールド
5作目『ジュラシック・ワールド/炎の王国
6作目『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者