2005年 公開映画

怒りとともに反撃開始『ボーン・スプレマシー』

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ストーリー

恋人のマリー・クルーツ(フランカ・ポテンテ)とインドで暮らしていたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。しかし静かな暮らしは続かず、新たに現れた刺客に追われ、マリーが命を落とした。CIA の仕業と考えたボーンは復讐を誓う。

同じころ、ドイツである事件を調査していた CIA が襲撃を受け、データを奪われてしまった。CIA のパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)は現場に残された指紋から犯人をボーンと特定。彼を追い始める。

そうとは知らず、ボーンはナポリへ。空港で取調室へ連れていかれて足止めされそうになるが難なく抜け出す。そのとき自分がある事件の犯人として CIA から追われていることを知った。そこでボーンは自ら CIA のもとへ向かうことにした。

感想

この手の映画では、主人公と渡りあう強敵、そして陰謀を抱え込んだ悪の組織は欠かせません。敵が強大であればあるほど、主人公の強さが際立ちます。また、敵にいら立ちを覚えるほど結末は胸のすく思いがします。

ボーンを追いかけ、暗殺をたくらむプロの殺し屋。発する空気が同じなのか、見かけてすぐに異変を感じたボーン。防戦一方でその場から逃げ出しましたが、恋人の命を奪われることに。そこからの反撃は見ものです。

そして悪の組織。といっても本来は正義の組織だったはずが、偉い人たちの暴走でおかしなことになり、しわ寄せが組織の末端にやってくる。秘密がバレそうになれば容赦なく証拠を隠滅。そんな組織には反撃してもらわないと気分も晴れません。

勧善懲悪。まさに『水戸黄門』的なストーリー。凶悪な敵や強大な組織からやられそうになっても、最後はやり返して真実を白日の下にさらす。実生活の自分の立ち位置に重なるところがあるので、ストーリーにのめりこんでしまうのでしょうか。

登場人物の整理(2作目まで)

長く続いていく作品なので、登場人物をまとめておかないと忘れてしまいます。ネタバレにつながりますのでご注意を…

ジェイソン・ボーン
主人公。暗殺専門の工作員を育成するトレッドストーン計画の第1号。

マリー・クルーツ
記憶を失ったボーンの恋人だったが、本作で犠牲となってしまう。

パメラ・ランディ
CIA の内務調査担当。ボーンを追い詰める作戦を指揮する一方で疑問を持ち始める。

ニッキー・パーソンズ
CIA 局員。トレッドストーン計画の後方支援担当でボーンとよく関わる。

アレクサンダー・コンクリン
CIA 局員。トレッドストーン計画の現場指揮官。計画失敗の責任を取らされる。

ワード・アボット
トレッドストーン計画の総責任者。諸悪の根源。

2005 年 2 月 11 日公開

『ボーン』シリーズ

1作目『ボーン・アイデンティティ-
3作目『ボーン・アルティメイタム
4作目『ボーン・レガシー
5作目『ジェイソン・ボーン