『ミッション:インポッシブル』といえば、トム・クルーズ自らのスタントが見どころの1つ。
ここまであまり気にしてこなかったスタントへの取り組みに、気づかせてくれたのが本作です。
メイキング映像も要チェックです。
ストーリー
ある危険な機密ファイルを追っていたIMFのエージェントが殺され、ファイルを奪われてしまう。
ファイルを取り戻すため、IMFは刑務所に収監されていたイーサン(トム・クルーズ)を脱獄させた。
イーサンは妻のジュリア(ミシェル・モナハン)を殺され、犯人に復讐した罪で服役していた。
情報を得るためクレムリンへ潜入したイーサンだったが何者かに先を越された挙げ句、クレムリンは爆破され、犯人に仕立て上げられてしまう。
これによりゴースト・プロトコルが発動され、IMFは解体。
アメリカ政府から見捨てられてしまったイーサンたちは自分たちだけで陰謀を明らかにするため、ドバイへ向かう。
そして世界一のビル、ブルジュ・ハリファで危険な侵入を試みる。
これぞスパイ!
シリーズ4作目。
スパイ要素強めの作品です。
モスクワの刑務所からの脱出シーン、クレムリンへの潜入シーン、ドバイのブルジュ・ハリファでの侵入シーン、そしてインド・ムンバイでの戦い。
どれも見ごたえのある場面でした。
テクノロジーの進化
2011年公開の映画で映像技術が発展してきたのか、近未来的なハイテク装置も多く登場しました。
クレムリンへの潜入では、相手の目線に合わせて背景や遠近感が調整されるハイテクなスクリーンが登場。
相手が目線を外した隙に距離を詰め寄るところは「だるまさんがころんだ」みたいでした。
その他にも、スキャナーみたいなコンタクトレンズはあってもおかしくなさそうだなと思いました。
新チーム
今回のチームはイーサンの他に、ジェーン、ベンジー、ブラントの3人。
前作でチラッと登場したベンジーが現場のチームに加わりました。
そして、ただの分析官ではないブラント。
ジェレミー・レナーは好きな俳優さんなので、こうやって重要なポジションにいるのは何か嬉しかったです。
驚愕のスタントシーン
この映画での一番の驚きは、トム・クルーズが自ら演じているスタントシーンです。
それはドバイのブルジュ・ハリファでの1シーン。
任務遂行のためにどうしても必要なサーバー室へはビルの外からしか入れない。
そこでイーサンが、壁に吸い付くグローブのみでブルジュ・ハリファの外壁をよじ登っていきます。
かなり高いところでのシーンだったので、CGなどを駆使して撮影されているのだろうと思っていました。
…がしかし、トム・クルーズが現地で実際に登っていたと後から知ったときには驚愕しました!
もちろん命綱を付けているとはいえ、あんな高いところで空中にぶら下がるとか、考えただけで生きた心地がしません。
ここからトム・クルーズを見る目が変わったように思います。
まとめ
テクノロジーの著しい進化を感じた本作。
何と言っても、トム・クルーズのスタントが目を瞠ります。
ここから過激なスタントへの挑戦が加速します。
2011年12月16日公開
『ミッション:インポッシブル』シリーズ
1作目『ミッション:インポッシブル』
2作目『ミッション:インポッシブル2』
3作目『ミッション:インポッシブル3』
5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
7作目『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』