シリーズ3作目。
舞台は東京で、ドリフトがポイントの作品。
ハリウッド映画による日本の描き方にやや不安が残ります…
ストーリー
レース好きの高校生ショーン(ルーカス・ブラック)はストリート・レースで事故を起こして警察に捕まり、そのことに愛想を尽かした母親は日本に住んでいる父親の下へショーンを送る。
車に近づくことさえ禁止されたショーンだったが、高校で知り合ったトゥインキー(バウ・ワウ)に誘われ、車好きの集まりに参加する。
そこでレースに参加するが、ドリフトテクニックに長けたタカシ(ブライアン・ティー)に挑んで惨敗を喫する。
雪辱を果たしたいショーンはタカシとつるんでいたハン(サン・カン)に協力してもらい、ドリフトの特訓に励む。
しかしその過程で金銭トラブルに巻き込まれ、タカシに追われた結果、ハンは命を落としてしまった。
ショーンはタカシと決着をつけるため、峠道でのドリフト勝負に挑む。
本作単体では微妙、でもシリーズ全体では重要
シリーズ3作目です。
東京が舞台となっている本作は、前2作や今後続いていくシリーズの中ではちょっと浮いている感じがあります。
日本人から見るともどかしく感じる、海外映画によく出てくる独特な日本の描き方もまた、浮いた感じを助長させています。
しかしながら、シリーズにおいて重要な登場人物の1人であるハンが登場したり、後のシリーズの伏線になっていたりする場面もあるので、たとえ違和感があったとしても見ないわけにはいきません。
『ワイルド・スピード』シリーズは必ずしも1作目から順番に時系列に並んでいるわけではないのがポイントです。
時系列で見ると、実は本作はシリーズの中でも後ろのほうに位置します。
本作だけだと微妙ですが、シリーズ全体の流れを考えるとわりと重要な作品です。
それは、シリーズを見続けるとわかります。
ストーリーは微妙でも、相変わらず車はカッコよかったです。
ドリフト
タイトルにもあるとおり、本作では単に車が速いだけではなく、いかにドリフトを使いこなすかが重要です。
このドリフト、映像ではよく見たことがありますが、はたしてドライバーはどんなドライビングをしているのでしょうか。
しようとは思わないですけどちょっと調べてみました。
…がよくわかりませんでした。
やったこともなければ乗ったこともないので、まったくと言っていいほどイメージがわきません。
基本的にはタイヤが滑っている状態なので恐ろしそうです。
昔、自動車学校かどこかで、ハイドロプレーニング現象の体験をして、ハンドルやブレーキがまったく効かない状況に焦りまくった記憶はありますから。。。
まとめ
シリーズの中では浮いているのが否めなくて、評価もあまり高くないようです。
でもシリーズを見ていく上で外すことはできません。
時系列がずれているので、4作目以降を見たあとで見返すこともあるかもしれません。
2006年9月16日公開
『ワイルド・スピード』シリーズ
1作目『ワイルド・スピード』
2作目『ワイルド・スピードX2』
4作目『ワイルド・スピード MAX』
5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』
6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』
7作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』
8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』
9作目『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
10作目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
11作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』